アーミー・ハマーの別れた妻がついに沈黙を破る
映画『君の名前で僕を呼んで』などの出演作で知られる、俳優のアーミー・ハマーが送ったとされるダイレクトメッセージ(DM)が流出した騒動について、昨年、アーミーとの離婚を発表したタレントのエリザベス・チェンバースが、自身のインスタグラムを通じて騒動についてコメントを発表した。
アーミー・ハマーをめぐる“疑惑”の数々とは?
事の発端となったのは、アーミーと複数の女性とのやりとりが記されたダイレクトメッセージ(DM)の流出騒動。流出したメールには、SM願望に加え、食人願望やレイプ願望といった性的願望を持っていることを感じさせる内容のものも含まれていたことから、その“ヤバさ”にファンが騒然とする事態に。
さらに、その後、アーミーがごく親しい友人や知人にだけ共有しているインスタグラムの裏アカから、不適切な内容を含む動画や写真が次々と流出。そのなかのひとつである“匂わせ動画”に映っていた、ベッドの上で四つんばいになる下着姿の女性のことを、アーミーが「ミス・ケイマン」と称したため、ケイマン諸島で毎年開催されているミスコンの優勝者と勘違いする人が続出し、アーミーと面識すらない現役のミス・ケイマンが情事の相手としてネット上で拡散され、とんだ風評被害を受けることに。事態を重く見たアーミーは地元紙に謝罪文を掲載。さらに現地の警察から厳重注意を受けることとなった。
また、この騒動が原因で、アーミーはジェニファー・ロペスと共演予定だった映画『Shotgun Wedding(原題)』に加え、映画『ゴッドファーザー』制作の舞台裏を描く新作ドラマ『The Offer(原題)』の出演も辞退。米Deadlineによると、『Shotgun Wedding』を降板したのと同日に、UCP制作の新作ドラマ『Gaslit(原題)』への出演も見送ったという。
以下、エリザベスのコメントの全訳。
「何週間ものあいだ、私は起こったすべてのことを処理しようとしてきました。ショックを受けると同時に心を痛め、打ちのめされました。傷ついたことはさておき、私はみなさんの声に耳を傾けています。これからもそうするつもりですし、これらのデリケートな問題について学び続けます。こんなに知らないことがあったとは思いもしませんでした。私は暴行や虐待の被害者をサポートします。そして、彼女もしく彼が経験した痛みを癒すのに必要な助けを求めることを強くおすすめします。現時点で、今回の騒動について私がこれ以上コメントをすることはありません。今後も私の唯一の焦点は子供たちと仕事、そしてこの困難な状況から立ち直ることです。みなさんの多大な愛と支援に感謝しています。私と子供たちが前進する方法を見つけるあいだも、引き続き私たちを温かい目で見守り、尊重し、ご配慮くださってありがとうございます」
アーミーは流出したDMは「デタラメだ」と主張しているが、インスタグラムの裏アカについてはその存在を認めており、さらに元恋人から性的虐待が疑われるような証言も出ていることから、今回のエリザベスのコメントは被害者への配慮が感じられるものだった。
ちなみに、アーミーは騒動のだいぶ前から“危険なセックス願望”を持っていたことが、過去のインタビューの発言から明らかになっているが、エリザベスがどこまで知っていたのかは不明。「こんなに知らないことがあったとは」と言っていたので、恐らくエリザベスも今回の騒動がきっかけでアーミーの“裏の顔”を知ったものと思われる。(フロントロウ編集部)