往年の名作『シザー・ハンズ』の“続編”
『シザー・ハンズ』は、1990年公開のファンタジー映画。映画『チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・イン・ワンダーランド』など数々の名作を生み出したティム・バートン監督の代表作で、現在でも多くのファンに愛されている。
2021年2月、そんな名作の“続編”とも言える動画がNFLの頂上決戦スーパーボウルのCMで公開され、約31年ぶりに描き出されたその姿にファンは大歓喜。
なんと、そのCMに登場したのは、90年版で主役だったエドワード・シザーハンズの息子エドガー。「これは両手がハサミの男の子の物語。違う、あの人のことではない…」というナレーションを読み上げ、映像にも登場しているのは、なんと90年版でエドワードのロマンスの相手、キムを演じたウィノナ・ライダー。
映像の中ではエドガーもまた父親のように、ハサミの手のせいで日常生活に苦戦していた。そんなある日、VRゲームで運転を楽しむ息子の姿を見たキムは、意を決してハンズフリー運転支援システムが搭載されたキャデラックをプレゼント。二人は『シザーハンズ』を彷彿とされるカラフルな住宅街へ帰っていく。
ウィノナ・ライダー、ティモシー・シャラメの『シザー・ハンズ』を大絶賛
動画に出演したウィノナは、ティモシーの『シザー・ハンズ』を見たときの感動について、米LA Timesに「素晴らしい時間だった。夢のよう…。このキャラクターを作り上げるために集まった、彼(ティモシー)やその他全員の仕事ぶりには感動した。彼はとても美しくて、才能があり、信じられないほど親切でユニーク。あのキャラクターを体現するには完璧な人だった」と、大絶賛のコメント。
ちなみに、ティム・バートン監督自身も「自分が誇りに思う作品が生き続け、30年後であっても、時間とともに発展するのはレアなこと」と、この作品が気に入った様子だった。(フロントロウ編集部)