ドラマ史に残る『ゲーム・オブ・スローンズ』だけれど、パイロット版では、その出来栄えはあまり良くなかった!? キャストたちの意見とは?(フロントロウ編集部)

世界的大ヒットとなった『GoT』

 2011年から2019年にかけて放送され、日本を含む世界中で大ヒットを記録したドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』は、最終章となるシーズン8はエミー賞で史上最多の32部門ノミネートとなり、12部門受賞を記録したほどの大旋風を巻き起こした。また、シリーズを通してエミー賞作品賞を4度受賞したことは、史上最多タイとなっている。

 そのことからも、ドラマ史に残る作品と言える『ゲーム・オブ・スローンズ』だけれど、本編に先行して制作されたパイロット版では、世界的大ヒットを記録するような雰囲気は感じられなかったそう!

『GoT』のパイロット版はキャストから不評?

 『ゲーム・オブ・スローンズ』のパイロット版といえば、ドラゴンの母ことデナーリス・ターガリエン役に、エミリア・クラークではなくタムジン・マーチャントが起用されていたことは有名。ジェイソン・モモアが演じたカール・ドロゴとの結婚式のシーンも、エミリア版とは異なったものだったという。

 違った形で魅力的なのであれば良いけれど、キャストたちにとっては、あまりしっくりくるものではなかったよう。ジェイミー・ラニスターを演じたニコライ・コスター=ワルドーは、『ゲーム・オブ・スローンズ』の裏側を追った本『Fire Cannot Kill A Dragon(原題)』のなかで、こう語っている。

画像1: ⒸHBO

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 「シリアスなのか、コスプレしてるだけなのかって感じの絶妙なバランスだったね。世界を変える作品になるような雰囲気はまったくなかった。みんなですごく楽しんではいたけど」

 楽しんでいたとはいえ、あまりプロフェッショナルな雰囲気がある撮影現場とはなっていなかったことが伺える。また、ニコライが言及したように、衣装にも違和感を覚えた人は、彼だけではなかった。作中でジェイミーの双子の姉で恋人のサーセイ・ラニスターを演じたレナ・ヘディは、自分の出で立ちは好きだったとしたうえで、パイロット版での衣装やヘアメイクをこう説明した。

 「パイロット版では、私はラスベガスのショーガールみたいだった。毛皮とか派手な髪型で。中世のドリー・バートンって感じだったかな」

 ファンの間ではヤバい奴として認識されていたサーセイは、その雰囲気でもフィットしなくはないような気もするけれど、様々に強い女性キャラクターたちが活躍した『ゲーム・オブ・スローンズ』には、本編でのサーセイの雰囲気で良かったとも思える。

画像2: ⒸHBO

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 また、ニコライによると、第1話でサーセイの夫である国王ロバート・バラシオンがウィンターフェルに到着したシーンでは、「すべてが可笑しい」と思ったそう。

 これについては、ロバートを演じたマーク・アディ自身も同意。パイロット版では、ロバートがウィンターフェルに到着した時に、誰も膝をつかないという方針だったそうで、ロバートの威厳を感じさせる出来上がりにはなっていなかったという。

 撮り直しでは、すべての人がロバートに対して膝をつき、「それは大きな違いを生んだ」とのこと。(フロントロウ編集部)

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