意外な入浴法「シーウィード・バス」に注目
わかめや昆布、海苔などの海藻類は、豊富な栄養を摂れることから日本の食卓ではおなじみの食品だけれど、この海藻類をお風呂に入れるという意外な入浴法「シーウィード・バス」が、海外で注目。
シーウィード・バスとは、新鮮な海藻や乾燥させた海藻を直接湯船に浮かばせたり、ネットに入れたりして浸かる入浴法で、アイルランドやスウェーデンでは古くから多くの家庭で取り入れられてきた。
一部の地域では伝統的な入浴法とされてきたこのシーウィード・バスが、昨年から今年にかけてアメリカやイギリスを中心にじわじわと話題になり、海藻を乾燥させた専用の入浴剤も多くのブランドから登場。売り切れになる通販サイトも出るなど、本格的なブームに近づいている。
そんなシーウィード・バスには、美容や健康に嬉しいさまざまな働きがあるという。
つるんとした美肌に近づける
シーウィード・バスの魅力を語るうえで欠かせないのが、つるんとした肌へと近づける働き。海藻は、ヨウ素や硫黄などのミネラルやビタミンA、Eが豊富であることから、そのエキスを配合したスキンケア製品は多く登場しているけれど、お風呂に入れることでよりその効果を得られやすくなるのだとか。
その理由について薬剤師のシャビル・ダヤ氏は、「海藻に含まれる肌に必要な成分が、お湯に浸すことで溶け出すため、より肌に浸透しやすくなる」と米Get the glossで説明。これにより、ニキビや肌荒れなどの炎症の緩和や、乾燥予防などが期待できるという。
代謝アップやむくみの改善にも!
シーウィード・バスには、ダイエットをサポートする働きも期待できるのだという。
ダヤ氏は、「海藻をお風呂に入れることで温浴効果が高まるので、血流がよくなりやすくなる」とコメント。血行が改善されることで、代謝の促進やデトックス、むくみの軽減などが期待でき、ヤセやすい身体づくりをサポートしてくれるそう。
海外で注目を集める入浴法「シーウィード・バス」。実践するときには、海藻のなかでもミネラルが豊富なものを選ぶとより効果が期待できるそう。気になる人は、ぜひチェックしてみて。(フロントロウ編集部)