『ハリポタ』の撮影現場から持ち帰った「思い出の品」とは一体
日本で『ハリポタ』の愛称で親しまれている映画『ハリー・ポッター』シリーズ(以下『ハリポタ』)で、全作品を通して主人公のハリー・ポッターを演じた俳優のダニエル・ラドクリフが、記念すべきシリーズ1作目である『ハリー・ポッターと賢者の石』の公開20周年を記念して英ラジオ局BBC Radio1の番組に出演し、『ハリポタ』の撮影現場から持ち帰った「思い出の品」について語った。
ダニエルが演じたハリーを象徴するものといえば、やはりメガネ。ダニエルは、『ハリポタ』の撮影現場から「色々手に入れたよ。メガネを何個か持ち帰った。今もどこかにあると思うけど、正確にどこにあるのかはわからない。多分、実家の屋根裏部屋にあるんじゃないかな」と言うと、メガネとは別にもうひとつ、屋根裏部屋に眠っているかもしれない奇妙な品の存在について明かした。
「ハリーの腕の骨がなくなったシーンのために、型取りして作ってもらった義手があるんだけど、それも持って帰った。だから今、屋根裏部屋にはグニャグニャの腕もある(笑)」
ファンの方はご存じだと思うが、ダニエルの言う「ハリーの腕の骨がなくなったシーン」とは、映画『ハリー・ポッターと秘密の部屋』で闇の魔術に対抗する防衛術の教授として登場したロックハート先生が、クィディッチの試合で骨折したハリーの腕を治療をしようと呪文をかけるも、骨がなくなり、腕がグニャグニャになってしまうという名場面ならぬ、珍場面のこと。
ダニエルが一体何を思って、そのシーンで使用した「グニャグニャの腕」を持ち帰ったのかはわからないが、メガネと一緒に保管されていると思うとちょっと笑える。当のダニエルも、「いつかそれを屋根裏部屋で見つけた人はびっくりするだろうね!」とコメントしている。
ちなみに、ダニエルいわく、グニャグニャの腕のほかに、10歳か11歳の時に自分の顔を型取りして作った「デスマスクのようなもの」も所有しているそうで、印象的な小道具が山ほど登場した『ハリポタ』のなかでも、かなりユニークなものをコレクションしていることが明らかになった。(フロントロウ編集部)