プロが教えるコントロールカラーのコツ
肌の色ムラを補正して、クマやニキビ、くすみといった肌悩みもカバーできるコントロールカラーは、仕上がりに歴然と差がつく優秀なアイテムである一方で、選ぶべき色や使い方が分からなかったりと疑問を抱くことも多い。
そんな疑問を解決するなら、やっぱり頼りになるのはプロのアドバイス。日々、さまざまな肌にメイクを施すメイクアップアーティストたちは、どんな肌にどの色が合っているのか、どう使えばいいのかを知りつくしているもの。
色選び、使い方、そして裏ワザまで、コントロールカラーを使いこなすプロが教えるテクニックをご紹介。
肌悩みに合ったコントロールカラーの選び方
迷ってしまいがちな色選びのコツについて、メイクアップアーティストのアンドリュー・ソトマヨールは、「赤みやニキビ、クマなどカバーしたい悩みに合う色を知ることで、簡単に選べるようになる」と米Hello gigglesで説明。
赤みやニキビをカバーしたいならグリーン、血色感をアップさせたいならピンク、シミやそばかすをカバーしたいならオレンジ、黄みをほどよく抑えたいならブルーがオススメだそう。
ただし、クマとくすみをカバーするカラーは、イエベやブルベといったパーソナルカラーによって異なるのだとか。
クマをカバーして目元を明るく見せるには、ブルベならピンク、イエベならイエローやオレンジ、くすみをカバーしてトーンアップさせたいなら、ブルベにはブルー、イエベにはパープルのコントロールカラーが合っているという。
色が浮くのを防ぐ使い方のコツ
コントロールカラーを使うときには、色が浮いてしまうことがあるけれど、セレブを手掛けるメイクアップアーティストのシンドル・コマロフスキーは、コントロールカラーをファンデーションの間に挟むことで、キレイに仕上げているという。
シンドルは「先にファンデを薄くのせてから、その上にコントロールカラーをのせる。そして、(コントロールカラーを)のせた場所にだけファンデを重ねて仕上げて」とアドバイス。
ファンデの層で挟むことで、色が浮くことなく、自然な仕上がりになるのだとか。ただし、コントロールカラーを塗ってからすぐにファンデを重ねると色が混ざり合ってしまうため、1分ほど放置するよう勧めた。
また、コントロールカラーが十分にブレンドできていないことも塗った箇所だけ色が浮く原因になるため、コントロールカラーを塗った後には、スポンジなどを使ってポンポンと叩いてなじませることも大事だそう。
クマを徹底的に隠す使い方
コントロールカラーの使い方には、目元のクマがガンコでカバーしきれないという人にオススメの裏ワザもある。それは、コンシーラーとダブル使いすること。
セレブを手掛けるメイクアップアーティストのメレディス・バラフは、「ファンデを塗った上からコントロールカラーを重ねて、さらにその上からコンシーラーを塗るとしっかり隠すことができるよ」とコメント。
コントロールカラーで色を補正して明るく見せながら、コンシーラーでしっかりカバーすることでまるでクマがなかったかのように徹底的に隠すことができるという。
ハイライトとして使う裏ワザも
プロが教えるコントロールカラーのテクニックには、ハイライトとして使うという一歩進んだ裏ワザも。使うのは、ラベンダーのようなパープル系のカラー。
メイクアップ・アーティストのアシュリー・シウッチは、ハイライトをのせたい部分にパープルのコントロールカラーを塗るようアドバイスし、「まるでオパールのような乳白色のようなやわらかな輝きを、ハイライトさせたい部分につくることができる」と説明した。
この裏ワザは、シャンパンカラーのハイライトだとあたたかく見えてしまう人や、ホワイトだと白浮きしてしまう人にとくにオススメなのだという。
コントロールカラーを選ぶときや使うときに迷ったら、ぜひプロのアドバイスを参考にしてみて。(フロントロウ編集部)