新バンド、シルク・ソニック(Silk Sonic)を結成して新曲「Leave the Door Open」をリリースしたばかりのブルーノ・マーズとアンダーソン・パークが、グラミー賞授賞式でパフォーマンスしたいとツイッターで直談判。果たしてその結果は?(フロントロウ編集部)

シルク・ソニックとして新曲をリリースしたブルーノとアンダーソン

 先日、新バンドとなるシルク・ソニック(Silk Sonic)を結成したことを発表して、3月5日にはバンドとして最初の楽曲となる「Leave the Door Open」をリリースしたブルーノ・マーズとアンダーソン・パーク。

 2019年のグラミー賞で同年最多となる6部門を受賞するなど、これまでグラミー賞を11度受賞しているブルーノと、2017年のグラミー賞では最優秀新人賞にノミネートされ、これまで3度グラミー賞を受賞しているアンダーソンがバンドを結成するというニュースは多くのファンを歓喜させ、バンドは今年の後半に『AN EVENING WITH SILK SONIC(アン・イヴニング・ウィズ・シルク・ソニック)』と題されたアルバムをリリースすることも既に発表している。

グラミー賞のラインナップが発表されるも、2人の名前はなし

 日本時間の今日、3月15日に開催される第63回グラミー賞授賞式でパフォーマンスを行なうアーティストが発表され、テイラー・スウィフト、ハリー・スタイルズ、デュア・リパ、ビリー・アイリッシュ、BTSら23組からなるラインナップが明らかに。ただ、新曲をリリースしたばかりのシルク・ソニックは今年のノミネートの対象外であるため、彼らの名前はリストにはなかった。

画像: グラミー賞のラインナップが発表されるも、2人の名前はなし

 とはいえ、まだ受賞資格こそないものの、グラミー賞に出演できれば大きなプロモーションにもなるため、ブルーノとアンダーソンの2人はどうしても今年の授賞式でパフォーマンスをしたいと考えているよう。授賞式でパフォーマンスを行なうアーティストは、基本的にはその年にノミネーションされているアーティストとなっているものの、例えば、2020年に開催された第62回グラミー賞授賞式で、その年はノミネートされていなかったデミ・ロヴァートが復帰パフォーマンスを行なうなど、例外はある。

 アンダーソンはグラミー賞でパフォーマンスを行なうアーティストの一覧に自分たちの名前がなかったことに納得がいかなかったようで、授賞式のラインナップの画像を投稿した上で、「よう、ブルーノ。これは一体どういうことだ? これ見た? 電話して!」とブルーノに向けてツイート。その後、ブルーノも「待って。これは本物?」と返信して、自分たちの名前がないことへの驚きを示した。

授賞式への出演を直談判

 その後、ファンの力を使い、出演したいという自分たちの声をグラミー賞に届けようと考えたアンダーソンは、「#LetSilkSonicThrive(#シルク・ソニックを成功させよう)」というハッシュタグを発案。このハッシュタグはすぐさまファンの間で広がることとなり、アメリカをはじめ世界各国のツイッターでトレンド入りを果たすこととなった。

 そうしたファンの力を借りながら、ブルーノは自分たちの出演を確実なものにするため、グラミー賞の主催者であるレコーディングアカデミーに宛てた逆オファーレターをツイッターに投稿。

 オファーレターには次のように綴られている。「親愛なるグラミーへ。もしあなた方に、2人の失業中のミュージシャンに授賞式でパフォーマンスさせる考えがあるなら、すごくありがたいのですが。僕らは曲を出したばかりで、プロモーションとして使わせていただけたらと思っています。この曲に多くがかかっているのです(それから、来週のペリカンズ(※)の試合もですが、それは置いておきます)」

※ NBAのニューオーリンズ・ペリカンズ。詳しくは述べていないものの、ブルーノはペリカンズのファンであると見られる。

 しかしながら、記事執筆時点でレコーディングアカデミーからの返答はなし。どうしても授賞式に出演したい、ドラマーでもあるアンダーソンは、別のグループのパフォーマンスにドラマーとして参加するという道を新たに模索し、「グラミー賞からは返答がないよ。BTS、君たちはドラマーを必要としてる?」と BTSにオファー。

 一方のブルーノは、出演を諦めたようで、「トレンド入りして、ワクワクしたんだけどね。ガッカリさせてしまってゴメンよ。君とBTSが素晴らしいものを生み出してくれることを願ってる」とツイートして、アンダーソンとBTSのパフォーマンスが実現することを願う文章をツイートした。

 現時点でBTSからも返答はないものの、それでもアンダーソンは「グラミーかBTSのどちらかからは連絡があるはず」と希望を持っているという。

 グラミー賞の常連であるブルーノとアンダーソンが出演するとなれば、グラミー賞にとっても美味しい話のように思えるけれど、果たして当日までに逆オファーに返事はあるのだろうか?(フロントロウ編集部)

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