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マドンナに「体」を盗まれた
オーストラリア在住でフォトグラファーやデジタルマーケターとして活動しているアメリア・ゴールディーという20代後半の女性は、2015年、自身がインスタグラムに投稿した1枚の写真について、友人たちから次々に“あなたの体がマドンナのインスタグラムに載ってるよ”と知らせを受けたという。
一体何事かと友人たちから教えられたマドンナの投稿を見てみると、なんと、少し前に自分が投稿した、ロックバンドのジョイ・ディヴィジョンのTシャツに千鳥格子柄のタイトスカートを身につけ、チョーカーを着けてモノトーンでまとめたショットに、マドンナの顔が合成されていた。
見るからに不自然なこの写真は、マドンナがこの年リリースしたアルバム『レベル・ハート(RebelHeart)』のプロモーションの一環として投稿したもので、キャプションには「I look Kewl.........(私ってクール)」というひと言が。
当時ジバンシィ(Givenchy)のクリエイティブディレクターを務めていたデザイナーのリカルド・ティッシと、マドンナの専属フェイシャリストのタリン・グラハムのアカウントがタグ付けされているものの、体の“持ち主”であるアメリアのアカウントはタグ付けされておらず、クレジットも記載されていなかった。
最初はジョークか何かだと思ったというアメリアは、DMを通じてマドンナにコンタクトを試みたものの返信はなし。何度か連絡してみたものの、一向に応答がなく、そのまま6年もの時が経ってしまった。
TikTok動画で証拠を提示
当時も一部のメディアで取り上げられたこの件について、アメリアは最近になり、TikTokで蒸し返してみることに。
自分が投稿した元の写真と今もマドンナのグリッドに残る問題の1枚を比較した動画を投稿した。
@ameliamgoldie When Madonna photoshops her face onto your body (never thought that’d be a sentence I’d say) ##ohno ##madonna
♬ Oh No - Kreepa
すると、みるみるうちに拡散され、再生回数は200万回を突破。当時はTumblrの自分のページでマドンナに“体を盗まれた”と主張していたアメリアだけれど、その頃とは比べものにならないほど多くのユーザーたちの目に留まることとなった。
米VICEの取材を受けたアメリアは、「両親にも相談したんだけど、今でも何かの冗談だろうって思ってるみたい。どうしてこんなことが起こったの理解できない。でも、爆笑ものだと思う」と、首を傾げながらも、決してマドンナに対して腹を立てているわけではないよう。
6年経った今も、自分の体とマドンナの顔が合成された奇妙な写真が投稿されたままになっていることに「正直驚いてる」と語ったアメリア。「私の体だとクレジットを記載してもらうべきっだって言っている人たちもいるけど、それもちょっと変だと思う!」とも話している。
ファンが作ったコラ画像をアップ?
マドンナが投稿した写真を見てみると、顔の右側の背景にうっすらと「Nachopalooza」と印字されているのが見える。
フロントロウが調べたところ、このアカウント名を使用している人物はマドンナのファンのようで、マドンナはもしかすると何らかの意図により、ファンがアメリアの写真を使って作ったコラ画像を投稿した可能性がある。
6年越しにこの件が話題となったことで、マドンナがどんな対応に出るのか注目が集まっている。(フロントロウ編集部)