マクドナルドをデリバリーしたら、商品のほかにある別の物も届けられた。それって一体なに?(フロントロウ編集部)

マクドナルドのデリバリー配達員、その心づかい

 どうしてもあの味が食べたい…。時折そんな気持ちになるマクドナルドのハンバーガーやナゲットなどは、コロナ禍でも、ドライブスルーやデリバリー、持ち帰りなどを使って多くの人が楽しんでいる。

 イギリスでは、2020年3月末より数ヵ月、マクドナルド全店が一時閉店となり、その前には各地の店舗前で大渋滞が起こるほどマクドナルドの“パニック買い”が起こった。そんなイギリスで、マクドナルドのデリバリーを頼んだ夫婦が受け取ったあるものに、心温まる人が続出している。

画像: マクドナルドのデリバリー配達員、その心づかい

 玄関前に置き配されたマクドナルドを取りに行くと、その荷物の袋に1枚の紙が添えられていた…。そこには、手書きで書かれたこんなメッセージが。

 「あなたが恐怖でなくポジティブな思いに導かれ、未来に望むことをすべて得られますように。安全に過ごして。そして食事を楽しんで!」

 じつはこの手紙は、マクドナルド側が書いたものではなく、配達員がわざわざ書いたもの。手紙の下にはスマイルマークも描かれており、コロナ禍の生活をちょっとでも明るくしようとした配達員の心づかいが伝わってくる。

 しかも、この手紙を受け取ったのはこの夫婦だけではなく他にもいたことから、配達員は1日に数多くの手書きの手紙を添えていることが発覚。夫婦は、英ECHOの取材で、「彼こそ、その仕事によってコロナ禍でリスクを負ってるのに、すごく素敵な行動だと思った」と話した。

コロナ禍で手紙の温かさを再認識する人は多い

 地球を襲った未曾有のパンデミックによって、多くの人が心に不安を抱えることとなっている。外で働くリスクもあれば、リモートや外出自粛でストレスを抱える人もおり、メンタルヘルスの問題は多くの人が意識することに。

 そんな日常のなかでは、人と人とのコミュニケーションが大事。マクドナルドのデリバリー配達員のように手紙で人々を励ましている人は少なくない。

 アメリカのコストコでも似たようなことが話題となっている。エッセンシャルワーカーである従業員の1人は、休憩室にある紙皿にカラフルなイラストを描き、そこにポジティブなメッセージを添えて、休憩室の壁に飾っているそう。

 その絵のクオリティやメッセージが組み合わさり、コストコ以外からも注目されるほど話題となった。(フロントロウ編集部)

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