大人向けドラマ『ブリジャートン家』
Netflixオリジナルドラマ『ブリジャートン家』は、19世紀初め、摂政時代終末期のイギリス・ロンドンを舞台に名門貴族たちが“真実の愛”を追い求める物語を描いたNetflixのオリジナルシリーズ。
きらびやかな世界観に、過激なラブシーン満載な本作は、2020年のクリスマスの配信開始から28日間(4週間)で、なんと8200万世帯で視聴され、Netflix史上最も視聴されたオリジナルシリーズに躍り出た。
そして2021年に入ってからもその人気は変わらず、Netflixでその日に最も人気の作品が表示されるトップ10ランキング入りをUSにてキープ。毎日変動するこの順位から計算してその時点でその年にNetflixで最も人気な作品を発表している米Forbesいわく、『ブリジャートン家』は2021年の不動の人気No.1作品だった。
しかし今回、ついにその『ブリジャートン家』の人気を抜く作品が現れた。しかもそれが、幼児向けの教育アニメであるため話題となっている。
幼児向けアニメ『ココメロン ~うたってまなぼう』
Netflixで配信中の『ココメロン~うたってまなぼう』は、米英共同で制作された3Dアニメーション。1話約60分の長さで、1シーズン全3話、現在はシーズン2まで配信済みで、シーズン3の制作も決定している。本作は日本のYouTubeでの視聴も可能。全編通して吹き替え&日本語字幕なしだけれど、とても易しい英語&英語字幕付きなので、英語を学び始めた人にはぴったり。
2021年に入ってから米Netflixのトップ10ランキングで最もハイスコアを記録していたのは『ブリジャートン家』だったけれど、『ココメロン~うたってまなぼう』はどんどん順位を伸ばし、4月の始めの週にはなんと『ブリジャートン家』を抜き第1位に躍り出た。本作は、幼稚園に通いはじめる主人公のJ.J.の1日を、歌とダンスを通して一緒に楽しむというストーリー。
そんな本作が視聴率1位になったのには納得の理由があった。実は、『ココメロン~うたってまなぼう』の元になっている『ココメロン』のYouTubeチャンネルは、世界で1億人以上のチャンネル登録者数を抱える、モンスター級の人気チャンネル。なかには、11億回の再生回数を誇る動画もある。
ドラマ『ブリジャートン家』と『ココメロン~うたってまなぼう』のヒットは、全く新しい新シリーズだけでなく、元々人気の高い長寿シリーズもまたNetflixにとって非常に重要なコンテンツであることを再確認させる結果となった。(フロントロウ編集部)