人気が止まらないプロテイン、どれを選ぶ?
プロテインといえば、かつては筋トレをする人のためのものというイメージが強かったけれど、最近では幅広い人がヘルスケアとして取り入れるほどに浸透。それもそのはず、プロテインを飲むと、筋力のアップやボディメイクの効率アップが狙えるのはもちろん、肌や髪にもよい影響があり、食事で不足しがちな栄養素も補えて嬉しいことづくしだから。
そんなプロテインは、世界的にヘルス志向が加速していることもあって、次々と新しいタイプが登場。動物性のホエイプロテインや植物性のソイプロテインをはじめ、卵やえんどう豆からできたプロテインなど、種類は増えるばかり。
だからこそどのプロテインを選べばいいのかが悩ましいけれど、それぞれ異なるメリットがあるので、自分に合ったタイプを上手に選びたい。そこで、海外で人気の7種のプロテインとその特徴をご紹介。
ホエイプロテイン:とにかく筋肉をつけたい
とにかくボディメイクしたい人にぴったりの動物性プロテインが、もっとも定番の種類として知られているホエイプロテイン。
牛乳に含まれるホエイというたんぱく質を主成分にしたホエイプロテインは、筋肉に欠かせない9つの必須アミノ酸とBCAAを含んでいて、体への吸収が素早いのが特徴。栄養士のフランツィスカ・スプリッツラー氏は、「ホエイプロテインは、運動後の筋肉の回復や成長をサポートしてくれるから、筋肉の強化を目指す人にはとくにオススメ」と米Healthlineと話している。
カゼインプロテイン:ダイエットのお供に
ダイエットや減量を目指す人には、ホエイと同じく牛乳に含まれるたんぱく質でできたカゼインプロテインがオススメ。
なぜならカゼインプロテインは、とにかくゆっくりと体に吸収されるため、満腹感を長く持続できるから。そのため、空腹感が大敵のダイエット中に取り入れるのにぴったり。ちなみにカゼインには、筋肉が分解されるのを抑える働きもあるため、筋肉をつけたい人は、運動する日はホエイ、しない日はカゼインというように飲み分けるとなおよしとのこと。
ピープロテイン:植物性で1位の筋力アップサポート
植物性プロテインのなかで、もっともボディメイクに適しているのが、えんどう豆由来のピープロテイン。このピープロテインは、米国では1番人気の植物性プロテインで、ホエイとカゼインの魅力を掛け合わせたような働きを果たしてくれる。
ピープロテインには、9つの必須アミノ酸のうち8つとBCAAが含まれていて、吸収にかかるのは速すぎず遅すぎずというスピード。そのため、筋力アップを目指しながら満腹感を持続できるのが魅力。また、とくに女性に不足しがちな鉄分とマグネシウムを取り入れられるというメリットもある。
ソイプロテイン:美容によいプロテインを選びたい
日本でも人気を集めるソイプロテインは、とくに美容によいプロテインを選びたい人にぴったり。
大豆由来のたんぱく質を原料にしているソイプロテインは、多くのスキンケア製品や美容製品に含まれるイソフラボンが豊富。タンパク質を取り入れながらハリのある美肌を目指したい人は、ぜひソイタイプを選んでみて。またイソフラボンには、女性ホルモンと似た働きをして、ホルモンバランスを整える働きもあるそう。
ライスプロテイン:腸からキレイをつくるなら
ライスプロテインは、玄米を由来にした植物性プロテイン。このタイプは、腸からキレイを目指したい人にオススメ。
スプリッツラー氏によるとライスプロテインには、豊富な食物繊維が含まれているため、お腹の調子を整えたり、腸内細菌のバランスを整えてくれるのだという。また、日本人になじみのある米の風味で比較的飲みやすいので、プロテイン特有の味が苦手という人もぜひ挑戦してみて。
エッグプロテイン:乳成分を避けてボディメイクしたい
乳成分にアレルギーがある、もしくは身体に合わないけれど、しっかり筋肉をつけたいという人にオススメなのが、エッグプロテインという動物性プロテイン。
エッグプロテインとは卵白からできたプロテインのことで、ホエイの次に吸収が早く、9つの必須アミノ酸とBCAAも含んでいるのが特徴。運動とセットで取り入れることで、筋肉のアップが目指せるのだという。
ヘンププロテイン:健康な身体づくりを目指す
日本ではまだなじみが少ないけれど、海外で急成長しているのがヘンプシード由来のヘンププロテイン。
そんな注目のヘンププロテインの大きな特徴が、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が豊富なこと。この2つの脂肪酸には、生活習慣病を予防したり、中性脂肪を減らしたりする働きがあるため、健康的な身体づくりを目指したい人にオススメ。
海外で人気の7つのプロテイン。どれも日本で購入できるので、ぜひ参考にしてみて。(フロントロウ編集部)