ディズニーランドが、ディズニー/マーベルが製作する映画『ブラックパンサー』の主演俳優チャドウィック・ボーズマンを追悼して制作した壁画を、ロサンゼルス市内にある小児病院に寄付したことが明らかに。(フロントロウ編集部)

チャドウィック・ボーズマンが壁画を通じて子供たちを励ます

 ディズニーランドが故チャドウィック・ボーズマンの壁画を、ロサンゼルス市内にある小児病院「Children's Hospital Los Angeles (チルドレンズ・ホスピタル・ロサンゼルス)」に寄付したことがわかった。

 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画『ブラックパンサー』で、主人公のブラックパンサー/ティ・チャラを演じたチャドウィックは、昨年8月、大腸がんとの約4年間の闘病の末に43歳の若さで死去。

 壁画は、マーベル初となる黒人のスーパーヒーローとして、多くの子供たちに勇気と希望を与えたチャドウィックを追悼して、ディズニーランドのイマジニアとして働くニコラス・スミスが制作したもので、つい最近までカリフォルニア州アナハイムのディズニーランド・リゾートにあるダウンタウン・ディズニーの一角に飾られていた。

画像: チャドウィック・ボーズマンが壁画を通じて子供たちを励ます

 壁画の制作者であるスミス氏は、ディズニーの公式ブログ「Disney Parks Blog」を通じて、「ディズニーに入社して最初に行なったことのひとつが、ロサンゼルス小児病院の見学でした。また、『ブラックパンサー』の撮影現場を訪れ、チャドウィックに直接会い、彼の優しさを目の当たりにして、身の引き締まる思いがしました」、「この作品は、治療を受けている患者さんにインスピレーションを与え、チャドウィックの魂だけでなく、彼のがんとの闘いを思い起こさせるものになると思います」とコメント。

「キング・チャド(King Chad)」と名付けられた壁画は、『ブラックパンサー』の劇中に出てくる「ワカンダ・フォーエバー」のポーズをするチャドウィックとひとりの子供の姿が描かれている。

 チャドウィックは、自身ががんと闘っている辛い時期にも病院に入院する子どもたちを訪問し、希望と感動を与えていた。病気の子どもたちが笑顔になれるようにと尽力していたチャドウィックにとって、小児病院に壁画が飾られることは、彼が亡くなった後もその遺志を継ぐという意味で最適と言える。(フロントロウ編集部)

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