シンガーのピンクが、同時期に活躍してきたブリトニー・スピアーズやクリスティーナ・アギレラといった女性シンガーたちと競わされてきた過去を振り返った。(フロントロウ編集部)

ピンクがブリトニーやクリスティーナと競わされてきた過去を振り返る

 5月21日(金)よりAmazonプライム・ビデオにて最新ドキュメンタリー『P!NK: ALL I KNOW SO FAR』の配信がスタートするシンガーのピンク(41)が、米Peopleのインタビューのなかで、かつてブリトニー・スピアーズ(39)やクリスティーナ・アギレラ(40)と競わされてきた過去を振り返った。

画像: ピンクがブリトニーやクリスティーナと競わされてきた過去を振り返る

 それぞれ1歳ずつ歳が離れているのみで年齢も近い3人は、全員が2000年代の音楽シーンでシンガーとして大きな存在感を放っていた存在で、3人とも現在までスターとして高い地位を築き続けている。

 ピンクとクリスティーナは、2001年に公開されたミュージカル映画『ムーラン・ルージュ』に主題歌として提供した、リル・キムやマイアも参加した大ヒットシングル「Lady Marmalade」でコラボするなど、共演歴もある2人だけれど、ピンクは米Peopleとの最新インタビューのなかで、自分は「反ブリトニー」や「反クリスティーナ」だと見られてきたと振り返っている。

 そうした女性シンガー同士を競わせるような風潮について、「女性たち全員にとってフェアじゃなかった。私たちの誰も望んでいなかったし」とピンク。3人ともそのような競争は望んでいなかったとした上で、「私はブリトリーのことが大好き。彼女は私のアルバムを持ち歩いていてくれていた時もあったんだよ」と、ブリトニーが自分の音楽を好んで聴いてくれていたことも明かした。

 ピンクによれば、ロックシンガーのような自身のキャラクターが原因で、2人に敵対心を抱いているようなイメージがついてしまったといい、「『私はストリートなパンクで、スケートボードに乗っているというだけ。だからといって“反ブリトニー”というわけじゃない。私は誰とも闘いたくない』っていう感じだった」と当時の心境を振り返っている。

画像: 2003年にMTVビデオ・ミュージック・アワードでマドンナ(中央)と共演したブリトニー・スピアーズ(左)とクリスティーナ・アギレラ(右)。

2003年にMTVビデオ・ミュージック・アワードでマドンナ(中央)と共演したブリトニー・スピアーズ(左)とクリスティーナ・アギレラ(右)。

 「私たちは20歳の女性として、自分たちにできる方法でその状況を乗り越えていった気がする」と、女性同士を対立させようとする風潮を全員で乗り越えてきたと語った上で、「今ではもう状況が異なっているよね。女の子同士でサポートし合っているし、最高だよね。見ていて嬉しくなるよ」と続け、女子アーティスト同士のシスターフッドが当たり前のものになった現状への喜びを語った。

 とはいえ、ピンクが女性同士のサポートが頻繁に見られるようになったことへの喜びを語った一方で、まだ女性アーティスト同士の対立を煽るような風潮は少なからず残っており、ビービー・レクサが先日、デュア・リパとリタ・オラの不仲についてコメントしたと報じられた際に「女性同士を対立させることなんて最低」と批判したほか、たびたびテイラー・スウィフトとの確執が報じられてきたケイティ・ペリーも以前、「エド・シーランとジャスティン・ビーバーが争っているなんて記事も読んだことがない」とし、女性アーティストだけが対立を報じられる現状を批判している。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.