※この記事には映画『Wrath of Man』のネタバレが含まれます。
ジェイソン・ステイサムがポスト・マローンとの共演を振り返る
映画『ワイルド・スピード』シリーズなどの出演作で知られる俳優のジェイソン・ステイサムが、新作映画『Wrath of Man(原題)』にちょい役で出演しているラッパーのポスト・マローンとの共演を米USA Todayのインタビューで振り返った。
昨年、Netflixのオリジナル映画『スペンサー・コンフィデンシャル』でスクリーンデビューを果たしたポストは、ジェイソンが主演を務める『Wrath of Man』にも犯罪集団の一味として出演しており、下の予告映像から、仲間と一緒に現金輸送車を襲撃するも返り討ちにあい追い込まれたポストが、ジェイソンに銃口を突きつけられる緊迫したシーンを見ることができる。
ポストが演じたのは「強盗犯 ナンバー6」という名前もない役で、先ほど話に挙がったシーンの直後にジェイソンによって“射殺”されたため、ジェイソンいわく、ほんのわずかな時間しか一緒に過ごすことができなかったそう。
「ポストはあの日、(自分の役が)殺されることに大いなる熱意を持って現場にやってきた。『殺されるのが待ちきれない』って感じだったよ。俺はその熱意に打たれた。彼は素晴らしい仕事をしてくれたよ。一緒にいられる時間が短かったのが残念でならない。でも、あの小さなシーンで引き金を引くことができて光栄だったよ」
ちなみに、今度は映画ではなく、音楽で一緒に仕事をするのはどうかとインタビューから提案されたジェイソンは、「じつは、彼(ポスト)から一緒にレコードを作らないかと誘われたんだ。俺はすぐにその最悪の選択から彼を解き放ったよ(笑)」と、コラボの誘いを即座に断ったことを明かした。
ガイ・リッチー監督がメガホンを取る『Wrath of Man』は、2004年公開のフランス映画『ブルー・レクイエム』のハリウッドリメイク版で、ジェイソンのほかにジョシュ・ハートネットやスコット・イーストウッド、ジェフリー・ドノヴァンがキャストとして名を連ねている。
ジェイソンが演じるのは、現金輸送会社のトラックのガードマンとして働く冷徹でミステリアスな男「H」。現金を強奪しようとする犯罪集団を前にしても臆することなく立ち向かい、銃をバンバン撃ってあっという間にやっつけてしまう。そんなHがこの会社に就職したのには“裏”があり、やがてHの同僚たちも彼の正体を疑うように…、というのが物語のあらすじとなっている。
『Wrath of Man』はアメリカではすでに公開されているが、日本公開日は現時点では未定。(フロントロウ編集部)