マイケル・B・ジョーダンがキアヌ・リーブスから学んだこと
映画『ブラックパンサー』や『クリード』シリーズといったヒット作に出演する俳優のマイケル・B・ジョーダンが、2001年公開の映画『陽だまりのグラウンド』で共演した俳優のキアヌ・リーブスから学んだことについて、米Hollywood Reporterのインタビューで語った。
同作品で映画デビューを果たしたマイケルは、当時14歳(※映画公開時の年齢)。その時すでに映画『マトリックス』に出演していたキアヌは、マイケルにとってまさにスーパースターだったそうで、「ちょうど『マトリックス』が大流行している時だったから、子供たちはキアヌと一緒にふざけて、スローモーションで銃弾を避けるシーンを再現したりして遊んでた。(自分を含む子役は)みんなキアヌに圧倒されてたと思う。全員新人だったし、映画を作るのは初めてだったから」と言うと、さらにこう続けた。
「撮影中、キアヌがみんなをディナーに連れていってくれて、(キアヌと『マトリックス』で共演した)ローレンス・フィッシュバーンにも会わせてくれたんだ。僕は今でも、『映画スターというのは、キャストを他の大物俳優と一緒に食事に連れて行くものなんだ』と驚いたことを鮮明に覚えてる。(自分たちによくしてくれた)キアヌとローレンスのことをとても尊敬してる。自分にとってヒーローのような存在である2人と一緒に過ごせるなんて、今思い返しても本当にクールな出来事だった」
その時のことを今でもしっかりと覚えていると話すマイケルは、キアヌの背中や振る舞いを見て多くのことを学んだそうで、今、自分が当時のキアヌのように引っ張る立場になったことで、キアヌやローレンスが子供たちのために時間を割いてくれたことが、いかに特別なことか身にしみてわかったと明かした。
初の映画作品でキアヌと共演できるというだけでも最高なのに、撮影の合間に食事に連れていってもらって、さらに別の大物俳優にも会わせてもらえるなんて、まだ10代前半だったマイケルにとっては「感動」のひと言だったに違いない。それにしても、やっぱりキアヌは良い人! キアヌが20年前も今も変わらず良い人なことに安心する。(フロントロウ編集部)