注目映画スタジオがコスメブランドをローンチ予定
ハリウッド映画界で、今もっとも勢いがある映画制作・配給会社A24。2012年にニューヨークで設立されたA24は、設立から10年未満でありながら、映画『スプリング・ブレイカーズ』や『ムーンライト』、『ミッドサマー』、『ミナリ』など数多くの話題作を世に送り出してきた。
そんなA24が、新たにコスメ事業への参入を試みていると複数の海外メディアが報じている。米メディアDazedによると、A24のコスメ部門設立に向けての求人募集が突如スタートしたため、コスメブランドをローンチ予定であることが分かったという。
A24は映画スタジオでありながら、販売するオリジナルグッズがハイセンスなことでも知られている。Tシャツやパーカーといったアパレルから、キャンドル、ウォーターボトルなどの小物までオシャレなグッズ製作にも力を入れていて、即完売になることも多い。
そして報道によるとA24が手掛けるコスメブランドは、A24とHBOがタッグを組んで製作された大ヒットドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』(以下『ユーフォリア』)からインスパイアされたものになるという。
ブランドの名は「RulesBeauty」
『ユーフォリア』は、ソーシャルメディアが浸透した現代社会に生きるティーンの困難や葛藤を描くドラマで、1エピソードあたり約550万人が視聴したと言われているほどの大ヒットを記録。主人公のルーを演じたゼンデイヤは、本作でエミー賞のドラマ部門の最優秀女優賞を史上最年少で授賞した。
そんな『ユーフォリア』からインスパイアされたA24のコスメブランドは、「RulesBeauty」という名前になると予測されていて、『ユーフォリア』に登場する主要キャストのルーとジュールズの名前にちなんで名づけられたと見られている。
まだまだどんなアイテムが登場するのか詳しい情報は出ていないものの、すでに期待値が高まっているのは、『ユーフォリア』とメイクの関係性が深いことも理由のひとつ。
蛍光色のアイシャドウやたっぷりのグリッター、顔中にちりばめられた星空のようなスワロフスキーや金箔などを使った『ユーフォリア』の劇中メイクは、海外でトレンド入り。 TikTokでも『ユーフォリア』のメイクアップ・チャレンジが流行するなど、SNSで一大ムーブメントとなった。
A24のコスメブランド「Rules Beauty」は実現するのか。今後の情報に期待。(フロントロウ編集部)