リル・ナズ・X、生放送中にパンツがビリッ!
ラッパーのリル・ナズ・Xは、日本車にちなんだ自身の本名、“モンテロ”を冠したシングル「Montero(Call Me by Your Name)」が大ヒット中。同作のフォローアップソングとして5月21日にリリースした最新シングル「SunGoes Down」も、ゲイだという事実をひた隠しにしていた高校生時代の自分に捧げる切ない演出が盛り込まれたMVが話題となっている。
リル・ナズは、米現地時間5月22日夜に放送されたNBCのコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』で「Montero」を披露。
男性ダンサーたちを従え、ポールダンスを取り入れた圧巻のパフォーマンスで魅了したのだが、なんと生放送されたこのパフォーマンスの最中、ポールを使って激しめに腰をくねらせた瞬間、履いていたピチピチのパンツ(ズボン)が張り裂けてしまうというアクシデントに見舞われた。
ヤラセではないガチのハプニングだった
「アッ…! 」という表情を見せながらも、途中から手で股間を覆い、セクシーで迫力満点なパフォーマンスをやり遂げたリル・ナズ。
見ようによっては“出来すぎ”なハプニングに、一部では話題づくりのためのヤラセを疑う声もあったが、この一件について、リル・ナズが後日出演したトーク番組『The Tonight Show(原題)』で説明した。
あのアクシデントは決して仕組まれたものなどではなく、突然パンツが破けてしまったことに完全に意表を突かれたというリル・ナズは、事が起こった瞬間「風を感じた」「ヤバい、スース―する」「何かがはじけた!」と半ばパニックに陥っていたそう。
しかも、振り付けの最後にはダンサーたちがリル・ナズの体に触れ、パンツを引っ張ったりする演出があったため、万が一生放送で“ポロリ”してしまったらどうしようと気が気ではなかったという。
リル・ナズがポーカーフェイスを貫いたのと、もともと股間に手を持っていく振り付けが多用されていたこともあり、パンツが破けたと知らされなければ、視聴者にとってはさほど違和感のない仕上がりとなっていた。
服装の変化について聞かれ“100点満点な回答”
「耳を澄ませば、パンツが破ける音が聞こえるかもね」と笑い飛ばしていたリル・ナズだけど、じつは生放送でパンツが破けたことは彼にとってなかなかのトラウマになっているよう。
『The Tonight Show』の出演時の衣装には、白いオーバーサイズジャケットにタータンチェックのスカート、ブーツというジェンダーレスなコーディネートをチョイスしていたのだが、放送を見たファンからツイッターで「どうしてスカートを着て出演したの? 」と聞かれるとリル・ナズはこう回答していた。
「なんでスカートを履いてるのかって聞かないで。僕はもう二度とパンツは信用しない!」
stop asking me why i’m wearing a skirt, i will never trust pants again! https://t.co/Ut5hglsvdz
— nope � (@LilNasX) May 25, 2021
信頼していたはずのパンツから生放送中に破けるという大いなる“裏切り”にあったリル・ナズは、それならと、スカートを着用することに決めたそう。オチとしては完璧だけれど、パンツへの信用が回復するまで、しばらくはスカートルックが続く? (フロントロウ編集部)