グリフ「One Foot In Front Of The Other」
今月11日に開催された、イギリスの音楽業界で最も権威のある音楽賞として知られるブリット・アワードにて、リナ・サワヤマと英スラウ出身のラッパーであるパ・サリュをしのぎ、期待の新人に授与されるライジング・スター賞を受賞した、中国人とジャマイカ人の両親を持つグリフが新曲「One Foot In Front Of The Other」をリリース。この曲は6月11日にリリースされるニュー・ミックステープ『ワン・フット・イン・フロント・オブ・ジ・アザー』のタイトルトラックとなっている。
ムー「Live to Survive」
ジャスティン・ビーバーと参加したメジャー・レイザーの「Cold Water」や、同じくメジャー・レイザーとの「Lean On」などで知られる、デンマーク出身のシンガーであるムーが2018年発表のセカンドアルバム『フォーエバー・ネバーランド』以来となる新曲をリリース。ムーは新曲について、失恋や失敗などといった「つらい時期を乗り越え、これまでより強く生まれ変わることについて歌った曲。人生で何回か起こるだろうから、あきらめずにまた起き上がらないといけない」と説明している。
シグリッド「Mirror」
代表曲「Don’t Kill My Vibe」でノルウェー出身のシンガーであるシグリッドが、2019年以来の新曲となる「Mirror」をリリース。この曲は、鏡のなかに映る自分への愛を歌ったセルフラブのアンセムになっていて、シグリッドは「鏡の中から私を見つめてくるその人が好き」と力強く歌っている。
DMX feat. ジェイ・Z & ナズ「Bath Salts」
薬物の過剰摂取により米現地時間の4月2日深夜に心臓発作で倒れ、病院に搬送されICUで治療を受けた末に、4月9日に入院先の病院で50歳の若さで息を引き取ったラッパーのDMXの遺作となるアルバム『Exodus(エクソダス)』が5月28日にリリース。本作にはジェイ・Zやナズ、アリシア・キーズ、スヌープ・ドッグ、アッシャー、U2のボノら豪華なゲストが参加している。
ザ・リンダ・リンダズ「Racist, Sexist Boy」
先日、10歳のミラ、13歳のエロイーズ、14歳のルシア、16歳のベラという、アジア系とラテン系のミックスであるメンバーからなるパンクバンド「The Linda Lindas(ザ・リンダ・リンダズ)」が、ロサンゼルス公共図書館で「Racist, Sexist Boy(レイシスト、セクシスト・ボーイ/人種差別主義、女性差別主義な男の子)」と題した楽曲をパフォーマンスした映像が世界中で話題に。
若くして、パンク・ロック・レコードレーベルとして熱烈なファンを持つエピタフ・レコードとの契約に漕ぎ着けた4人は、力強く次のように歌っている。「君は人種差別主義者で性差別主義者な男の子/それを楽しんでるいる/フェイクダンス 発砲 そして破壊」「君はいじわるなことを言う/自分が嫌いなことには頭をシャットダウンして/自分が見たくないものからは逃げる」
今週は他に、日本時間の5月30日(日)にポルトガルで開催されるUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦の開会式でセレーナ・ゴメスとカリードとパフォーマンスすることが決定しているマシュメロが、同じDJのカーネイジを迎えた新曲「Back In Time」、2019年に亡くなった故ジュース・ワールドの『グッドバイ&グッド・リダンス』のリリース3周年を祝してリリースされた、リル・ウージー・ヴァートが新たに参加した代表曲「Lucid Dreams」の新バージョン、エミネムの2020年12月発表の最新作『ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ - サイドB(デラックス・エディション)』より、ジャック・ハーロウとコーデーが参加した「Killer」のリミックスをピックアップ。
加えて、6月18日にリリースされる、レディー・ガガの2011年発表の『ボーン・ディス・ウェイ』10周年を記念したアルバムより、バウンス・ミュージックのアイコンであるBig Freediaによるリイマジネーション版の「Judas」、テイト・マクレーがAmazon Originalドラマ『パニック ~秘密のゲーム~』に提供した「Darkest Hour」、ヴィクトリア・ジャスティスの新曲「Too F*ckin' Nice」を選出。
さらに、ジョナス・ブルーがスウェーデン出身の新進ポップ・アーティストLÉON(リオン)を迎えた「Hear Me Say」、ブラジル出身のDJであるアロックがザ・ヴァンプスとコラボした「Another You」、オーロラによる同名曲の新バージョン「Runaway(Lvl.2)」も加えた。
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(フロントロウ編集部)