ディズニーランドにはなぜ「蚊」がいない?その理由が想像をはるかに超えていた…!(フロントロウ編集部)

ディズニーランドに「蚊」がいない理由

 地球上に夏の大敵である「蚊」がいない場所があるとすれば、それは“夢の国”として世界中の人たちから愛されるディズニーランドだろう。

 とくに、世界最大のディズニーリゾートであるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下ディズニーワールド)があるフロリダ州は、沼地が多く、1年を通して温暖な気候ゆえにほかの場所よりも蚊が多く生息していることで知られるが、ディズニーワールドだけは別。となると、気になるのはその理由。もちろん答えはディズニーが得意とする「魔法」ではない。

 ディズニーワールドでは、ゲストに最高の時間を過ごしてもらうために意図的に蚊を“消滅”させているのだ。米Insiderによると、ディズニーには「蚊監視プログラム(Mosquito Surveillance Program)」なるものが存在し、蚊を駆除するための徹底した管理と研究が行われている。

画像: ディズニーランドに「蚊」がいない理由

 では、具体的にどんなことを行なっているのか? ディズニーワールドには、人間の呼吸に含まれる二酸化炭素に誘われる蚊の性質を利用して、二酸化炭素を使ったトラップがいたるところに仕掛けられており、そこに引っかかった蚊は冷凍保存され、その後、駆除するのにベストな方法を探るための解析へとまわされる。

 それとは別に、パークのいたるところで飼育されている指標鶏と呼ばれるニワトリ(※)の血液を調べて、ジカ熱やウエストナイル熱といった蚊が媒介するウイルスの有無をチェックするといったことも行なっており、ただ駆除するだけでなく、危険なウイルスをまん延させないための対策も取られている。
※ニワトリは蚊が媒介するウイルスに感染しても病気を発症することがないと言われている。

 ちなみに、あるユーザーがTikTokにアップした動画によると、ディズニーワールドでは、1日2回、86マイル(約138キロ)の範囲に渡って殺虫剤を散布しているというが、ディズニー側は蚊監視プログラムの詳細については伏せているため、真実かどうかはわからない。

※2021年6月に最初に掲載されたアーカイブ記事です。

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