ヘンリー王子&メーガン妃が一部報道に反論
先日、第2子となるリリベット・ダイアナ・マウントバッテン=ウィンザーの誕生を発表したヘンリー王子とメーガン妃が、エリザベス女王の許可を得ることなく、無断で女王のニックネームとして親しまれる「リリベット」と名付けたと報じた英BBCに対して、抗議していたことがわかった。
王室専門ジャーナリスのジョニー・ダイモンド氏は、王室関係者から「2人は事前にエリザベス女王の承諾を取っていない」という証言を入手したと主張しているが、ヘンリー王子とメーガン妃の代理人は、「サセックス公爵(ヘンリー王子)は発表に先立ち、家族と話をしました。実際、最初に電話をしたのは彼の祖母であるエリザベス女王でした。その際、公爵は、娘の名前をリリベットにしたいという希望を家族に伝えました。もし女王が協力的でなかったなら、この名前を使うことはなかったでしょう」と、同氏の主張を真っ向から否定。
にもかかわらず、記事を掲載して誤った情報を拡散したBBCのもとに、後日、ヘンリー王子とメーガン妃の弁護士から、報道内容は「虚偽であり、名誉毀損にあたる」と記された法的な手紙が送られてきたという。
フロントロウでお伝えしたが、BBCといえば、今年5月、ヘンリー王子の母である故ダイアナ元妃が1995年に受けた同メディアのドキュメンタリー番組『Panorama(原題)』のインタビューに、不正があったことが明らかになったばかり。
二十数年の時を経て真実を知ったヘンリー王子は、「私が深く憂慮するのは、このような行為、さらにはそれ以上の行為が、今もなお広く行なわれているということです。昔も今も、それはひとつの報道機関、ひとつのネットワーク、ひとつの出版社だけの問題ではありません。私たちの母はそのせいで命を落としましたが、何も変わっていません」と、BBCをはじめとするメディアを痛烈に批判していた。
ちなみに、BBCはヘンリー王子夫妻から抗議文を受け取ったあとも、当該の記事を掲載し続けており、記事と同様の内容を記したダイモンド記者のツイートも取り下げられていない。(フロントロウ編集部)