実写版『パワーパフ ガールズ』が作り直しになったことについて、バブルスを演じるダヴ・キャメロンが初めてコメントした。(フロントロウ編集部)

作り直しが発表された実写版『パワーパフ ガールズ』

 ダヴ・キャメロンがバブルスを演じ、今年4月にアメリカのアトランタ州で撮影がスタートしていた実写版『パワーパフ ガールズ』。

画像: (左から)バブルスを演じるダヴ・キャメロン、ブロッサムを演じるクロエ・ベネット、バターカップを演じるヤナ・ペロー。 ©️CW

(左から)バブルスを演じるダヴ・キャメロン、ブロッサムを演じるクロエ・ベネット、バターカップを演じるヤナ・ペロー。

©️CW

 『JUNO/ジュノ』や『ヤング≒アダルト』、『タリーと私の秘密の時間』といった女性を主役にした社会問題を盛り込んだ映画を手がけてきたことで知られる脚本家のディアブロ・コーディと映画『スリーピー・ホロウ』のヘザー・レニエがタッグを組んだ同作は、米・ジョージア州アトランタで行なわれていたパイロット版の撮影が終了し、ファンは放送日決定のニュースを待ちわびていたものの、先月、放送局の米CWが同作の作り直しを決めたことが明らかになった。

 米CWで代表を務めるマーク・ペドウィッツ氏は米TVLineに対し、「今回のケースで言えば、パイロット版がうまくいかなかったのです。とはいえ、我々は今回のパイロット版で十分な要素を見出すことができたので、もう一度取り組むつもりです。現時点でのもので進めたくなかったのです」と説明。

 続けて、「今回のケースでは、『一度戻って、振り出しまで立ち返ってみよう』ということになったのです。これはパワフルな作品であり、多くの方々の関心を集めるものです。我々としては、ふさわしい作品として世に出したいと考えています」と語り、『パワーパフ ガールズ』という世界的な人気を誇るアニメ作品の実写化であるが故に、納得のいく作品を完成させた上で公開したかったというのが理由だと明かした。

ダヴ・キャメロンが作り直しについて初めてコメント

 今回、バブルス役を務めるダヴが米ETとのインタビューに応じ、実写版『パワーパフ ガールズ』が作り直しになったことについて初めてコメント。「このことについてはまだ話すことはできないの。変更を加えているところだから」と、現時点では詳しいことは話せないと前置きしたことで、「いくつかの理由で、撮影をし直す必要に迫られたんだ」と明かした。

画像: ダヴ・キャメロンが作り直しについて初めてコメント

 ダヴは「ものすごく巨大な作品だから、(撮影し直しを決めたのは)具体的な理由だよ。ふさわしいものにすることだったり、全員が幸せになるものにすることだったり、きちんと解釈されたものにしなければいけないということ」と、シリーズのファンが納得のいくような作品にできるよう取り組んでいるとした上で、「現代的なものにして、一緒にはならないような異なるものたちをフィットさせようとしているわけで、それって、パズルのピースをはめていくようなことなんだよね。私たちはいくつかの要素を取り除いて、他のものと入れ替えようとしているところ。脚本はさらに素晴らしいものになるはずだし、アプローチは少しだけ変わることになるけど、それ以外はそのまま進むことになる」と語った。

 作り直しにはなったものの、ダヴも、ブロッサム役のクロエ・ベネットもバターカップ役のヤナ・ペローも再撮影を楽しみにしているようで、「(共演する)女の子たちにメッセージを送った時に、『ということは、私たちは何をすべきかが分かったということだよね。素晴らしいことだと思う』っていうことを話したの」とダヴ。「俳優として、一度立ち返って『どうやって違いを生み出せばいいだろう?』って考えることなんてないでしょ?」と続け、むしろ作り直しとなったことは、俳優としての貴重な機会になったと前向きに捉えていることを明かした。(フロントロウ編集部)

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