業界人が設立する学校が誕生
2022年秋にエドワード・R・ロイバル・ラーニングセンター内に、専門アカデミー、ロイバル・スクール・オブ・フィルム・アンド・テレビジョン・プロダクション(Roybal School of Film and Television Production)が誕生する。
この学校は、ロサンゼルス統一学校区(LAUSD)と提携して、映画やテレビ番組の制作を中心としたカリキュラムを提供し、映画制作の芸術と科学に関する教育と実践的なトレーニングを社会から疎外されたコミュニティに提供することを目的としている。
新しい学校が設立されるというだけなら、ここまで話は大きくならないが、俳優のジョージ・クルーニーをはじめ、ドン・チードル、ケリー・ワシントン、エヴァ・ロンゴリア、ミンディ・カリング、グラント・ヘスロヴ、ワーキング・タイトル・フィルムズの創設者であるティム・ビーヴァンとエリック・フェルナーなどの業界人たちが学校に携わることから注目を集めている。
これだけ映画やドラマで活躍する人物が携わっているため、インターンシップも充実しており、実際に現場に出て経験を積めるという。
ジョージはこの学校について「私たちの目的は、わが国の多様性をよりよく反映させることです。そのためには、早い段階からの取り組みが必要です。カメラ、編集、視覚効果、音響、そしてこの業界が提供するすべてのキャリアの機会について若者に教える高校のプログラムを作ることです。また、給料の高い職業に就くためのインターンシップも必要です。つまり、私たちは皆、運命共同体の仲間だということを認識するということです」と若者にチャンスを与えるためのものだということを声明で明かした。
映画制作の芸術と科学に関する教育と実践的なトレーニングを、社会から疎外されたコミュニティにいる子供たちのために設立されるロイバル・スクール・オブ・フィルム・アンド・テレビジョン・プロダクション。今後この学校から一流のカメラマンやスタッフなどが誕生し、世界で活躍する未来に期待したい。(フロントロウ編集部)