映画『ワイルド・スピード』シリーズで主演を務めるヴィン・ディーゼルが、故ポール・ウォーカーとの“友情の始まり”について明かした。(フロントロウ編集部)

大人気『ワイルド・スピード』シリーズ

 映画『ワイルド・スピード』は、2001年に第1作目が公開され、2021年8月6日に8作目となる『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が日本公開となる大人気シリーズ。

画像: 大人気『ワイルド・スピード』シリーズ

 そんな本作で主演を務めたポール・ウォーカーは、2013年にシリーズ第7作の『ワイルド・スピード SKY MISSION』の撮影が終了する前、不慮の事故によりこの世を去ったことで知られる。同じく主演を務めるヴィン・ディーゼルは、ポールと公私共に仲が良く、ポールの死後生まれた自身の娘には、ポールから取った「ポーリーン」という名をつけたほど。ヴィンは今でも、自身のSNSでポールへのメッセージをたびたび綴っている

 そんなヴィンは、このたび『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の全米公開を目前にして、ポールとの友情が始まった時のエピソードを明かした。

ヴィン・ディーゼル&ポール・ウォーカーの友情

 米USA Todayのインタビューでポールとの友情について質問されたヴィンは、ポールとの友情が始まった時のエピソードを明かした。「撮影を始める1週間前に台本の読み合わせがあったのを覚えているよ。(ポールは)最初から、奇妙なやり方で、僕がどう思うかだけを気にしてくれているって気持ちにさせてくれた」と語ったヴィン。

画像1: ヴィン・ディーゼル&ポール・ウォーカーの友情

 「俳優、監督、脚本家、重役、プロデューサー、助監督など、50人もの人が集まっていた」と振り返ったヴィンは、「彼(ポール)は大声でセリフを読み、1行おきに止まって部屋の反対側を見て、『ヴィン、どう思う?』と聞いてきたんだ。僕は『俺をトラブルに巻き込みたいのかよ、兄弟?』って思ったよ」と笑って続けた。 

 「僕はいつも『彼らはもっといい台詞を書かなきゃな。そのセリフはちょっと間抜けに聞こえるよ』と言わなければならなかった。すると、彼(の表情)は輝きました。彼にとってはまさに魔法だったのです。『ああ、俺にふざけたセリフを言わせようものなら、彼は君たちにそう言うだろう。俺のキャラクターを高めてくれなければ、彼はそれを求めて戦うだろう』といったような感じだった。そして、それが僕らの友情の始まりだったんだ」

画像2: ヴィン・ディーゼル&ポール・ウォーカーの友情

 このエピソードを聞く限り、ポールはかなり自分の役柄に熱く、より良いものを作っていきたいという精神にあふれた人間だったよう。そして、スティーヴン・スピルバーグにも認められた無類の映画好きであるヴィン](https://front-row.jp/_ct/17352934)との出会いによって素晴らしい化学反応が生まれ、『ワイルド・スピード』シリーズが大人気作品になったのだろう。(フロントロウ編集部)

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