『ワイルド・スピード』でミアを演じるジョーダナ・ブリュースターが、女性に対する体型のプレッシャーや摂食障害について語った。(フロントロウ編集部)

映像の中の女性は痩せて、露出した恰好をしている

 女性の体型について、なぜだか安易にコメントをしてくる人というのはいる。そんな経験を何年も引きずったという映画『ワイルド・スピード』のミア役で有名な俳優のジョーダナ・ブリュースターが、女性には痩せてなくてはいけないという大きなプレッシャーがかけられていると、米The Realityのインタビューで語った。

 「10年前は、『私のお腹はどう見えてる?お尻はどう見える?』といったことをすごく心配してた。あの時代を(英有名グラビア雑誌の)Maximの時代、FHMの時代と呼んでる。“そう、才能がなければいけない。しかし同時に、太りすぎでも細すぎでもない特定のサイズでなければいけない”ってね。
 女優たちには、外見がこうでなくてはいけないというかなりのプレッシャーがかけられていて、それは疲労させることだし、エネルギーの無駄遣い。だって脚本とかを読んだり、その役柄について集中する代わりに、『自分は今どう見えて、それは充分に完璧?』って考えなくちゃいけない。
 …、過去にはメモをもらうことがあった。『制作陣はあなたに体重を減らすように言ってる』って。その言葉を何年も引きずった。だって、どうやったら引きずらないでいられると思うの?」

 また、ジョーダナは、以前は女性キャラクターは肌の露出が多い服装をさせられることがかなり多かったと話す。しかし現在では、ふとテレビをつけたら、とくに肌が露出した服を着ていない女性を見かけるようになり、物事は正しい方向へ進んでいると感じているという。

画像: 映像の中の女性は痩せて、露出した恰好をしている

摂食障害を明かしたジョーダナ

 そんなジョーダナは、先日、英Glamourに寄稿したエッセイのなかで過去に摂食障害を抱えていたことを明かした。摂食障害を抱えるなかでは、当然のことながら、生活のなかで健康問題以外も問題も抱えていたという。

 「食べ物をコントロールすることは、自分の人生をコントロールしているという幻想を見させてくれるというありがちな話は、本当。でも、他にもある。自分の身体への執着は、視野を狭くする。私は体重計の数字や1日に食べるカロリーの数字をとても気にしていて、他の問題は全て無視していた。自分のキャリアも、結婚生活も」

 数年にわたるセラピーによって、病気は改善してきたというジョーダナ。現在41歳の彼女は、現在の自分に誇りを見せた。

 「20代、そして30代のほとんどで、私は自分の決断や判断が正しいか常に疑心暗鬼になっていた。40代になって、自分が何に価値を置くのかを分かっているし、自分自身の決断に誇りを持ってる」

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.