Netflixで映像化決定、ボーイズ同士のラブを描いた英コミックス
フロントロウ編集部でも2021年1月に紹介したコミックス『HEARTSTOPPER ハートストッパー』は、チャーリーとニックのピュアで切ない⼼の変化を描いた⻘春恋愛ストーリー。
イギリスのアリス・オズマンがウェブで発表すると、すぐ大勢の読者の支持を受けて、2019年にペーパーバック版を刊⾏。世界23カ国以上で翻訳されることとなり、英語版だけで売り上げは25万部を突破。さらには、ウワサを聞きつけたNetflixが映像化を決定した。
『HEARTSTOPPER ハートストッパー』あらすじ
イギリスの男⼦校に通うチャーリー・スプリングは、ゲイであることをカミングアウトしているが、そのことで酷いイジメを受けた過去を持っていた。同じ学校に通う⼀学年上のニック・ネルソンはラグビー部に所属する優しくて明るいスポーツマン。ある⽇、偶然隣の席に座った⼆⼈はすぐに⼼を許せる友達になる。そして、チャーリーがニックを好きになるのに時間はかからなかった。⾃分にチャンスが無いことはわかっていたけれど…。でも、「恋」とは不思議なもので、ニックもまた、思いがけずチャーリーに惹かれていた。
LGBTQ+をテーマのひとつにする本作は、主⼈公以外にもゲイやレズビアン、トランスジェンダーのキャラクターが多数登場。違いを認め合える友⼈や家族の存在、多様性がごく当たり前に描かれる⼀⽅で、セクシャリティの揺らぎや、親へのカミングアウト、学校や家庭内にも存在する偏⾒や無理解といった、リアルな現実についても描かれている点が評価されている。
<書籍情報>
『HEARTSTOPPER ハートストッパー1』
作者:アリス・オズマン(Alice Oseman)
訳者:牧野 琴⼦(Kotoko Makino)
判型:A5判(210×148×19mm)/ 並製
⾴数:288⾴
定価:1,320円(本体1,200円+税)
発売⽇:2021年6⽉28⽇(⽉)
発⾏:株式会社トゥーヴァージンズ
ISBN:978-4-908406-96-6
(フロントロウ編集部)