ハッピーセットから「ハッピーじゃないオマケ」が発見される
アメリカのマクドナルドでハッピーセットから「ハッピーじゃないオマケ」が見つかり、従業員2名が逮捕されるという事件があった。
ハッピーじゃないオマケとは一体なんだったのか? 子供のためにハッピーセットを購入した母親が米NBCに語った話によると、ハッピーセットの箱の中に注文とは無関係の「薬」が入っていたという。調べてみると、それはオピオイド中毒の治療に使われる処方薬だった。
思いがけない出来事にどうしていいかわからなかった母親は警察に通報。その後、マクドナルドで働く従業員2名が不法薬物売買と不法薬物所持の容疑で逮捕された。
ハッピーセットに入っていた処方薬は、従業員が同僚から違法に譲り受けたもので、仕事中に取引きをしたためその従業員はシフトが終わるまでポケットに薬をしまっていた。正確には、しまっていたつもりだった。しかし、作業中に運悪く、ポケットに入っていたペンと一緒にハッピーセットの箱の中に薬を落としてしまい、そのことに気づくことなく客に商品を渡してしまったというのが事件の真相。
当然、事件を起こした従業員はクビに。従業員のとんだ失態によって被害を受けた店舗のオーナーは、「私たちの店では、従業員とお客様の安全と幸福を何よりも大切にしています。この問題を真剣に受け止め、今後も高い水準を維持していきます」とコメントしている。
ちなみに、薬物つながりで、マクドナルドでは過去にドリンクのカップの中から大麻(マリファナ)が見つかったことがある。大麻入りドリンクを渡された男性は、大麻の匂いを嗅いだこともなければ、もちろん口にしたこともなかったため、大麻が混入していることに気づかず飲んでしまった。その後、いわゆる“ハイな状態”になったため、「何かがおかしい」と思いドリンクの中身を確かめたところ、ティーバッグ状になった大麻が3パックも入っていた。
真相は定かではないが、被害にあった男性は、ドリンクを注文する際に口にした「Extra Lemon(レモンを多めに)」という言葉が、“大麻をください”という隠語だったのではないかと推測をしている。(フロントロウ編集部)