ティモシー・シャラメ、イタズラの餌食に
ウェス・アンダーソン監督による新作映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(以下『フレンチ・ディスパッチ』)がカンヌ国際映画祭で上映され、同作の豪華な顔ぶれのキャストたちと一緒にレッドカーペットに降臨したティモシー・シャラメ。
黒や濃紺といった暗い色のタキシードを身につけた男性参加者が溢れるなか、シルバーのトム・フォード(Tom Ford)のスーツをバッチリと着こなして、ひときわ注目を浴びたティモシーは、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、ビル・マーレイ、べ二チオ・デル・トロ、オーウェン・ウィルソンといった大先輩たちから息子のように可愛がられる様子が注目を浴びた。
なかでも、ティルダとの恋人つなぎ&肩に頭をもたげる姿はかわいすぎると話題に。
劇場での上映中でもぴったりと隣に寄り添っていたティモシーに、ティルダが小学生レベルのイタズラを仕掛ける様子が来場者のカメラにキャッチされた。
“ティモシーいじり”大成功
上映後には9分間にもおよぶスタンディングオベーションを浴びた『フレンチ・ディスパッチ』。ティモシーも座席から立ち上がって嬉しそうに拍手をしていたのだが、ティルダはそんなティモシーの背中を叩いて喜びを共有…すると思いきや、その拍子に自分の座席に貼ってあった名前が書かれた紙をティモシーの背中にペタリ!
まったく気づいていない様子のティモシーの背中をカメラに向けて、イタズラの成功をアピールするというお茶目な行動に出た。
Look at what Tilda Swinton did to Timothee Chalamet during ‘The French Dispatch’ standing ovation. #Cannes2021 pic.twitter.com/MNmkzdUktA
— Ramin Setoodeh (@RaminSetoodeh) July 12, 2021
しばらくイタズラに気づかない無垢なティモシーに必死に笑いをこらえているようにも見えるティルダ。この模様がSNSで拡散されると「ティルダ最高! 」「レジェンドだ! 」と“ティモシーいじり”に大成功したティルダにバーチャルなスタンディングオベーションが沸き起こった。
『フレンチ・ディスパッチ』は、20世紀フランスの架空の街にあるアメリカの新聞「ザ・フレンチ・ディスパッチ」の編集支局が舞台。ひと癖もふた癖もある記者たちの姿や、最終号に掲載された3つのストーリーを描く。
ティルダが演じるのは「ザ・フレンチ・ディスパッチ」の記者で、ティモシーが演じるのは学生運動にガールフレンドと参加する男子学生。英Telegraph誌で5つ星の評価を得た同作は、辛口レビューサイトRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)でも“100%フレッシュ”の満点を獲得。カンヌでは、最高賞のパルムドール賞を受賞するのではないかと期待を集めている。(フロントロウ編集部)