スカーレット・ヨハンソンを”ブラック・ウィドウ・ボディ”へと変身させた3フェーズのワークアウトって? (フロントロウ編集部)

馬1頭持ち上げられる“ブラック・ウィドウ・ボディ”へ

 7月8日の劇場公開後、6日間での全米興行収入が1億ドル(約110億円)を突破し、全世界での興行収入も2億ドル(約220億円)を超えたマーベル・スタジオの最新映画『ブラック・ウィドウ』

 ディズニープラス(Disney+)でもプレミアム配信中の同作は、スカーレット・ヨハンソン演じる美しき最強のスパイ、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフの前日譚を描く物語。

 これまでのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)では、ほかのヒーローのサポート的な役割だったブラック・ウィドウをメインに据えた単独映画とあり、スカーレットは言うまでもなく、本作の撮影に並々ならぬ気合いで臨んだ。

 タイトなレザースーツを身にまとい、手に汗握るアクションを繰り出すブラック・ウィドウを演じるにあたり、スカーレットが目指したのはスリムで華奢なボディではなく、過酷な戦闘シーンなどをしっかりとこなせる強靭で引き締まったボディ。

 1年間かかって、この“ブラック・ウィドウ・ボディ”に辿り着いたスカーレットは、トレーナーのエリック・ジョンソンとともに3フェーズ(段階)に区分されたトレーニングをこなし、111キロのウェイト、つまり小型の馬1頭を持ち上げられるほどの屈強さを手に入れたという。


3フェーズのワークアウト

 もともとワークアウトが嫌いで、2009年にブラック・ウィドウ役にキャスティングされるまでは、ジムに足を踏み入れたことすらなかったというスカーレット。トレーナーのエリックの指導のもと、12週ごとに分かれた3段階のワークアウトで肉体を磨いた。

画像: 3フェーズのワークアウト

 米Insiderにエリックが明かしたところによると、まず1つ目のフェーズでは、体をリセットし、活発な動きに耐えられるよう訓練を積んだ。

 ブラック・ウィドウの必殺技である、敵の首を両足で挟んで倒すという飛び蹴りが進化したレスラーのようなテクニックには、「ヒップ・スワイヴェル」と呼ばれるエクササイズで股関節を柔軟にし、お尻の筋肉を鍛える必要が。

 さらに、縦横無尽に武器を振り回す動きのために、「ロテーショナル・スラムズ」と呼ばれる、筋力トレーニング用のメディシン・ボールを大きく振りかぶって思い切り床に叩きつけるという運動も取り入れられた。

 2つ目のフェーズでは、スタミナを徹底的に鍛えた。懸垂や腕立て伏せ、片足を伸ばした状態での「ピストル・スクワット」と呼ばれるスクワットで上半身と下半身の筋肉をくまなくパンプアップ。

 スカーレットは最初、ピストル・スクワットが苦手だったそうだが、エリックの提案で専用の箱の上に立ってスクワットをし、筋力がついてきたら、箱をどかして床の上でスクワットをするという方法で、徐々にこのエクササイズをこなせるようになったという。

 第3のフェーズは、スカーレットの体のコンディションをピークへと高めつつ、見た目にも引き締まった印象にするために、おもに有酸素運動を重視。ブラック・ウィドウのひとつひとつの動きに無理がなく、軽々とこなしているように見えるよう、「バトルロープ」と呼ばれる、綱引きに使うような綱を波打たせて全身の筋肉を鍛えつつ、短時間でカロリーを消費するエクササイズなどが取り入れられた。

 フィジカルなトレーニングにくわえて、食事にももちろん気を遣っていたものの、決して無理な制限はしていなかったというスカーレット。エリック曰く、チョコレートケーキやダークチョコレート、ドーナツを食べることもあり、あくまでもストレスを貯めずに楽しみながら体づくりを行なっていたという。(フロントロウ編集部)

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