エド・シーランが“音楽を辞めるのを辞めた理由”を明かす
「Shape of You(シェイプ・オブ・ユー)」や「Perfect(パーフェクト)」などのヒット曲で知られ、これまでに4度のグラミー賞受賞歴がある人気シンガーソングライターのエド・シーランが、2020年に第1子のライラが誕生したのを機に、音楽を辞めて父親業に専念しようと考えていたことを、米ラジオ局SiriusXMの番組『Hits 1(原題)』で告白した。
ライラが誕生した時、エドは家族との時間を優先させるために音楽活動を一時的に休止していた。当時の自分の状況について、「これからどうしたらいいのかわからない。追いかけて、追いかけて、追いかけて、追いかけてここまで辿り着いた。だから、休んでるあいだは自分が何者なのかを探していたんだ」と話すエドは、ライラが生まれた時、「そうか、これでいいんだ。これが僕なんだ。僕は父親に専念するんだ。もう音楽はやらない」と、ふと思ったのだという。
父親であることに時間と労力を注ぐ以外に、自分には目的がないように感じたというエド。しかし、ある“ひらめき”によってその考えが変わることに。
「両親が仕事熱心で、仕事を愛していて、創造することが大好きで、心から楽しんでいるということを知って育つことが、娘にとって大切だと急に思ったんだ。事実上、無職の父親の姿を見るよりもずっといいって(笑)」
音楽を辞めること辞めたエドは、約1年半に及ぶ充電期間を経て、先日、待望の新曲「Bad Habits(バッド・ハビッツ)」をリリースし、正式なカムバックを果たした。
ちなみに、父としては娘に自分の一番のファンであってほしいところだが、まだ1歳に満たないライラにはエドの曲の良さが理解しきれていないようで、残念ながら、自分の曲を聞かせると拒否反応を示すことを英BBC Radio 1のインタビューで明かしている。(フロントロウ編集部)