ビリー・アイリッシュ「Happier Than Ever」
ビリー・アイリッシュが、史上最年少でのグラミー賞主要4部門受賞など数々の記録を打ち立てた2019年3月リリースのデビューアルバム『When We All Fall Asleep, Where DoWe Go?(ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?)』に続く待望のセカンドアルバム『HappierThan Ever(ハピアー・ザン・エヴァー)』をついにリリース。
16曲入りの本作は前作と同様、ビリーと、兄で共同制作者であるフィニアスの2人だけで制作されており、外部のソングライターやプロデューサーは一切起用してない。ビリーはリリースに際してインスタグラムで次のように述べている。
「私のセカンドアルバム『ハピアー・ザン・エヴァー』が発売されました。このアルバムは、これまでの私の音楽制作の中で、最も充実していて、最も満足のいく、最も奥深い経験になりました。フィニアスと私は、至福の時を過ごしたと思います。私はこのアルバムのすべての曲をとても気に入っていて、正直これを世に出して誰かに聞かせることが怖いです。泣きそうです。このアルバムを作る過程で、私はとても自己実現と自己反省について考え、成長しました。このアルバム制作中は、私の人生の中で最高の夜だったので、過去に戻ってもう一度作ることができたらと思います。そして、兄のフィニアス、あなたでいてくれてありがとう。愛しています。あなたは最高の兄であり、コラボレーターであり、このアルバムはあなたなしでできなかった。とにかく、私はこの日が来たのをとても嬉しく、緊張している。ああ、このアルバムを大切にしてくれると嬉しい。私にとって大事だから。本当に信じられない」
シルク・ソニック「Skate」
ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークからなるプロジェクトであるシルク・ソニックが、今年3月にリリースしたデビューシングル「Leave the Door Open」以来となるセカンドシングル「Skate」をリリース。ブルーノ自らが監督を務めたミュージックビデオと併せて公開された。
シルク・ソニックは今年後半に『AN EVENING WITH SILK SONIC(アン・イヴニング・ウィズ・シルク・ソニック)』と題されたデビューアルバムをリリースする予定となっていて、「Skate」はアルバムからの新曲と見られる。
ザ・キッド・ラロイ「I DON'T KNOW」
昨年11月にリリースしたミックステープ『ファック・ラヴ (サヴェージ)』に、大ヒット中のジャスティン・ビーバーとのシングル「Stay」など新曲7曲を追加で収録したリパック・アルバム『ファック・ラヴ 3 (オーヴァー・ユー)』を7月23日にリリースしたばかりだったザ・キッド・ラロイが、さらにボーナストラックを追加した『ファック・ラヴ 3+ (オーヴァー・ユー)』を7月27日にサプライズでリリース。
新たにリリースされた『ファック・ラヴ 3+』には、新たに6曲ものボーナストラックが追加で収録されている。
クリーン・バンディット & トピック feat. ウェス・ネルソン「Drive」
ザラ・ラーソンとの「Symphony」やデミ・ロヴァートとの「Solo」などで知られるエレクトロユニットであるクリーン・バンディットが、ドイツ出身のDJであるトピックとタッグ。R&Bアーティストであるウェス・ネルソンをフィーチャリングに迎えた新曲「Drive」 をリリースした。
今回のコラボレーションすることになったのは、クリーン・バンディットが以前、貧困撲滅のために活動している団体であるグローバルシチズンと共同で12時間のライブDJストリーム「House Party Against Hunger」を行なった際に、トピックがスペシャル・ゲストとして参加したことがきっかけとのこと。クリーン・バンディットはその後、以前仕事をしたことのあったウェスの声がこの曲にピッタリだと確信したという。
PRETTYMUCH「Trust」
ワン・ダイレクションやリトル・ミックスらをプロデュースしたことで知られるサイモン・コーウェルが見出したグループであるPRETTYMUCH(プリティマッチ)が、新曲「Trust」をミュージックビデオと共にリリース。PRETTYMUCHは今年1月にEP『スマックアブルズ』をリリースして、シーンにカムバックしている。
爆発的なダンスとパフォーマンスを統合したミュージックビデオは、愛する人を暗に信頼する方法を学ぶというストーリーを描いたもの。「彼女が朝の3時に帰ってきたって、俺の元に帰ってくる。俺たちの間にはこのベッドのシーツがあるだけ。お前には俺以外の男はいないから」などの遊び心に満ちた歌詞がビデオでは表現されている。
今週のプレイリスト
今週は他に、Apple TV+で7月30日より配信がスタートしたシリーズ『サウンドを語る withマーク・ロンソン』のサウンドトラックより、マーク・ロンソンがポール・マッカートニーとゲイリー・ニューマンを迎えた「I Know Time (Is Calling)」、テイラー・スウィフトやロードとの仕事で知られるジャック・アントノフが率いるブリーチャーズがリリースしたニューアルバム『Take The Sadness Out Of Saturday Night(テイク・ザ・サッドネス・アウト・オブ・サタデー・ナイト)』より、ラナ・デル・レイが参加した「Secret Life」、ジャスティン・ビーバーやメジャー・レイザーとの「Cold Water」などで知られるムーの新曲「Kindness」をピックアップ。
加えて、2018年にリリースしたセカンドアルバム『サターン』が第62回グラミー賞の最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバムにノミネートされたことで知られるネイオが9月24日にリリースするサードアルバム『アンド・ゼン・ライフ・ワズ・ビューティフル』よりタイトルトラック「And Then Life Was Beautiful」、米メリーランド州ボルチモア出身のポップ・パンク・バンドであるオール・ライム・ローが英マンチェスター出身のバンドであるペール・ウェーヴスを迎えた「PMA」、故プリンスが7月30日にリリースした幻のニューアルバム『ウェルカム・2・アメリカ』より、「Same Page, Different Book」を選出した。
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(フロントロウ編集部)