歌姫として音楽業界のトップを走り続けるビヨンセが“心身の健康”に苦しんだ過去を告白。そんな彼女がその時の経験を通して学んだこととは。(フロントロウ編集部)

ビヨンセがメンタルヘルスケアについて語る

 「多くの女性がそうであるように、私も家族や会社を支えることにプレッシャーを感じ、それが精神的にも肉体的にも負担になっていることに気づいていなかった」

 こう語るのは、歌姫としてセレブからも一目置かれる存在であるビヨンセ。歌手として大成功を収めるだけでなく、私生活ではラッパーのジェイ・Zと結婚し、3人の子供にも恵まれるなど順風満帆な人生を送っているように見えるビヨンセだが、それはあくまで表向きで、「私はつねに自分自身を優先してきたわけじゃない。人生の半分以上をツアーに費やしたことで、不眠症に悩まされてきた。さらに、長年ヒールを履いて踊ってきたことによる筋肉の消耗。へスプレーやヘアカラー、ヘアアイロンの熱、ステージ上で汗をかいてもよれない濃いメイクが、髪や肌に大きなストレスを与えていた」と、“心身の健康”に苦しんだ過去を米Harper's Bazaarのインタビューで明かした。

画像: ビヨンセがメンタルヘルスケアについて語る

 ビヨンセを苦しめていたのはツアー中心の生活だけではなかった。ダイエットをすること=セルフケアだと思い込んでいた時期があったそうで、「以前の私はダイエットに時間をかけすぎていた。運動をしたり、自分の体を過剰に意識したりすることがセルフケアだと誤解していたの」と言うと、「今は自分自身の健康、朝起きたときの気分、心の平穏、笑顔になった回数、心と体に何を与えるべきかといったことを重視している」と続けた。

 先日、閉幕した東京オリンピックでも課題のひとつとして挙がったメンタルヘルスケアだが、頭では大事だとわかっていても、つい二の次にしてしまいがち。しかし、ビヨンセはメンタルヘルスケアも立派なセルフケアだと話す。

 「メンタルヘルスケアもセルフケアの一環。私は、不健康と怠慢の負のサイクルを断ち切るために、自分の体にエネルギーを集中させ、体が発する微妙なサインに注意することを学んでいるところ。体は必要なことをすべて教えてくれるけど、私の場合、(体が発するサインに)耳を傾けることを学ばなければならなかった」

 メンタルヘルスに焦点を当てることで、負のサイクルから抜け出したというビヨンセにならって、たまには自分の体からのメッセージに耳を傾けるのもいいだろう。(フロントロウ編集部)

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