シンガーのリゾがジャネット・ジャクソンのことを「クイーン・オブ・ポップ」と称したことで始まった、マドンナとジャネットのどちらが「クイーン・オブ・ポップ」かという論争に、チャーリー・プースが苦言を呈した。(フロントロウ編集部)

リゾのツイートが発端となり論争が勃発

 これまで音楽界に多大なる功績を残してきたアーティストにはそれぞれ敬称があり、マイケル・ジャクソンはキング・オブ・ポップと呼ばれていたりする。今回その「敬称」のせいでちょっとした論争が起こっている。

画像1: リゾのツイートが発端となり論争が勃発

 ことの発端はシンガーのリゾが「アッシャーはキング・オブ・R&B。ありがとうアッシャー」とツイートし、その後「キング・オブ・ポップはマイケル・ジャクソン、クイーン・オブ・ポップはジャネット・ジャクソン、プリンス・オブ・ポップはビーバー、プリンセス・オブ・ポップはブリトニー・スピアーズ、ザ・ポップ・プリンセスはリアーナ、クイーン・オブ・ミュージックはビヨンセ」と続けたこと。

 この時、リゾはクイーン・オブ・ポップをジャネットとしたが、世間的にはマドンナがクイーン・オブ・ポップと呼ばれており、この認識の違いがマドンナのファンから反感を買い、誰がクイーン・オブ・ポップに相応しいかという論争を生み出した。

 リゾのツイッターのコメント欄には、それぞれが思うクイーン・オブ・ポップなどが書かれていたが、あるマドンナのファンが、マドンナとジャネットを比較し、何故マドンナがクイーン・オブ・ポップと呼ばれているかとこれまでの記録を含めツイート。すると、この論争にシンガーのチャーリー・プースが苦言を呈した。

画像2: リゾのツイートが発端となり論争が勃発

「どうして2人を競争させないといけないの?」

 チャーリーはそのツイートを引用する形で「どうしてこの2人を競争させなければならないの?2人とも、視覚的にも音楽的にも、信じられないほど革新的」とツイートして、この論争に終止符を打つかのように物申した。

 マドンナもジャネットもそれぞれ革新的な作品を生み出し、確固たる地位を築いてきたアーティスト。

 音楽界には女性同士を敵対させようとする風潮が根強く残っており、これまでビヨンセとリアーナ、ピンクとブリトニー・スピアーズとクリスティーナ・アギレラ、デュア・リパとリタ・オラなどが対立しているように騒がれ、ケイティ・ペリーがアーティスト同士の対立が煽られるのは女性同士の場合がほとんどだとして、「ナイル・ホーランとショーン・メンデスの争いなんて見たことがないし、エド・シーランとジャスティン・ビーバーが争っているなんて記事も読んだことがないでしょ?」「それなのに、女性のパフォーマーについては、毎日そういうことが言われてる」とBeats 1のゼイン・ロウの番組に出演した際に批判したことがあった。(フロントロウ編集部)

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