ドレイクが不仲のカニエ・ウェストから自宅の住所をバラされたことを受けて、ニューアルバム『Certified Lover Boy(サーティファイド・ラヴァー・ボーイ)』のなかでカニエを揶揄したと見られている。(フロントロウ編集部)

カニエ・ウェストに住所をバラされたドレイク

 8月29日に、再三にわたる延期を経てついに通算10作目となるアルバム『Donda(ドンダ)』をリリースしたカニエ・ウェスト(44)。同作は最新の全米アルバムチャートで首位を獲得することが見込まれているなど、チャート的には大成功を収めた一方で、長年にわたって不仲であることで知られているドレイク(34)が、8月22日にリリースしたトリッピー・レッドとの楽曲「Betrayal」のなかで、カニエが何度も『ドンダ』のリリース日を延期していることを揶揄するというバトルも起きている。

「ドレイクvsカニエ」を振り返る

 今から約3年前、カニエがドレイクを裏切って曲を奪ったことが原因で絶縁状態に。一時はドレイクに謝るために「謝罪行脚」をするとまで言っていたカニエだが、それまでずっとSNS上での謝罪を無視し続けてきたドレイクがしれっと曲の使用許可を求めてきたことにブチギレて、100件以上のツイートを怒涛の連続投稿してドレイクを罵倒。カニエは直後にドレイクと“和解”したことを報告しているが、現在も不仲は続いており関係改善にはいたっていない。ちなみに、この時のカニエはメンタルが不安定で、服用が必須とされる薬を飲んでいなかったことをのちにカニエ本人が明かしている。

 先日、「Betrayal」でドレイクに揶揄されたことに憤ったと見られるカニエは、「いつだって俺はお前みたいなオタク野郎にやられっぱなし。もうお前に挽回の余地はない」とドレイクに宛てたと見られるメッセージをインスタグラムに投稿。その後、ドレイクが住むカナダはトロントの彼の自宅の住所まで公開するという暴挙に出た。いずれの投稿もすぐに削除されたものの、特にドレイクのトロントの住所はオンラインで広く拡散されることとなってしまった。

ドレイクがカニエ・ウェストをからかう

 住所が流出してしまったドレイクだが、彼は当時、この騒動に言及したと見られる動画のなかで大爆笑するという、余裕の対応を見せた。

 そんなドレイクは、自宅をバラされて間もなくして、こちらも当初の予定からリリースが延期されていた約3年ぶりのニューアルバム『Certified Lover Boy(サーティファイド・ラヴァー・ボーイ)』を9月3日に突如としてリリース。

 全21曲が収録されているこのアルバムで、ドレイクは早くもカニエによる住所の暴露にリアクションしたと見られており、カニエの名前こそ出していないものの、「7am On Bridle Path」で「知ってるか? 嫉妬のレベル4は『メディア』というもの/皮肉な新情報じゃないか?/その住所をドライバーに渡して、目的地にすればいい/必死になって投稿するんじゃなくてね」とラップし、自身の住所をカニエがバラしたのは「嫉妬」からだとからかい、自身を目標にすればいいと彼を煽るようなリリックを披露している。

 また、ドレイクは続く歌詞で、カニエが2020年に米大統領選挙に出馬したことに触れたと思われる、「俺は瞑想で自分の奥深くまで探求してる/アンタはどうして国を惹きつけようとしているんだ?」というリリックも歌っている。

 ちなみに、カニエのマネージャーであるアブー・ティアム氏は先日、ドレイクが新作『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』で『ドンダ』にどんな反応を示すのかをチームとして「見守っている」と米TMZに話しており、ドレイクからのリアクションを受けて、カニエが次はどんな行動に出るのかも気になるところ。(フロントロウ編集部)

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