2016年 2人の出会い
言わずと知れた世界的なシンガーであるブリトニー・スピアーズ(39)が、イラン出身のダンサー兼パーソナル・トレーナーであるサム・アスガリ(27)と出会ったのは、2016年に撮影された「Slumber Party」のミュージックビデオのセット。ブリトニーがティナーシェとコラボしたこの曲のMVで、サムはブリトニーが恋に落ちる男性を演じた。
ちなみに、サムはブリトニーという大スターとの撮影を楽しみにしていたそうで、2018年に行なった米Men’s Healthとのインタビューで、この時の撮影を次のように振り返っている。「史上最もビッグなアーティストの1人に会えるということで、興奮していたよ。(中略)ドキドキして緊張したね」
一方のブリトニーは、2017年に米Peopleとのインタビューで当時を次のように振り返っている。「当時、(セットで)20分くらい一緒に座りながら待機する時間があって。なので、強制的にお互いと話さなきゃいけなくなった。彼は私の名前は知っていたけど、人としての私は知らなかった。『この女性はどんな人だろう?』って感じだったと思う。で、私は彼が誰だかなんて全く知らなかった」。
演者としてのサム
ちなみに、サムはダンサーとしてブリトニーとティナーシェによる「Slumber Party」のMV以外にも、フィフス・ハーモニーの2016年のシングル「Work from Home」のMVにも出演しているほか、俳優としてもデビューしており、『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』などのドラマへの出演歴がある。
MVのセットでの会話で2人が意気投合するきっかけになったのは、なんと“寿司”。 「私の方から『今度一緒にお寿司を食べに行かなくちゃね。というか、食べに行きましょう』って誘ったら、彼が『オーケー、じゃあ撮影が終わったら僕の電話番号を渡すよ』って言ったの」とブリトニーは2017年にラジオ番組で明かしている。
2017年 交際発表&初来日
1月 2人はその後、交際に発展して、ブリトニーは2017年1月、2016年の大晦日を一緒に過ごしたサムとの写真をインスタグラムにアップして、彼との交際を公にした。
2月 音楽プロデューサーであるクライヴ・デイヴィスが主催した、グラミー賞のプレ・パーティーに出席して、イベントへのデビューを果たす。
3月 ブリトニーがラスベガスで行なっていた定期公演をサムが訪れ、恋人をサポート。
6月 ブリトニーが東京と大阪で15年ぶりとなるジャパンツアーを行なうために来日。サムもブリトニーをサポートするために後を追うように来日した。
空いた時間には、一緒に観光も楽しんだ2人。
9月 ブリトニーの子供の誕生日をお祝いするために、サムもブリトニー親子と一緒にカリフォルニア州アナハイムのディズニーランドへ。
2度の結婚歴があるブリトニー・スピアーズ
めでたくサムとの婚約を発表したブリトニーには、これまで2度の結婚歴が。1度目のお相手は、幼馴染であるジェイソン・アレクサンダーで、ブリトニーは彼と2004年に最初の結婚をするも、なんと55時間後に婚姻無効を申請。当時、大きな話題となった。
そして、ブリトニーは2004年にジェイソンとの結婚と離婚を経験した後で、数ヶ月間の交際を経て、自身のバックダンサーを務めていたケヴィン・フェダーラインと同年の9月に再婚。しかしながら、2人の夫婦生活は長続きはせず、ブリトニーは2006年11月にケヴィンとの離婚を申請し、翌2007年の7月に離婚が成立した。
ブリトニーはケヴィンとの間に、プレストン(15)とジェイデン(14)という子供をもうけている。ちなみに、婚約者であるサムに結婚歴はなく、彼には子供もいない。
11月 ブリトニーの2人の子供たちも交え、4人で一緒にNBAの試合観戦へ。
人目をはばからず、サムの肩にもたれかかるブリトニー。
2018年 初めて一緒に授賞式へ
1月 2017年の大晦日も、もちろん一緒に過ごした2人。ラブラブな動画を添えて、インスタグラムでフォロワーたちに新年のご挨拶。
2月 交際スタートから1年以上が経ったことを受け、ブリトニーがインスタグラムでサムへ愛のメッセージ。「この人とは1年以上も一緒にいる。彼といると毎日、もっと素敵な人になりたいって思うし、世界で一番ラッキーな女性だと思わせてくれるの!」
4月 ブリトニーが、GLAAD(中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)が主催するこの年のメディア・アワードにて、特別賞であるヴァンガード賞を受賞。サムも応援に駆けつけた。
6月 マイアミに出かけたブリトニーとサムは、2人が急接近するきっかけにもなった、大好きなお寿司を食べに日本料理店へ。
7月 夏になり、プールを楽しむ2人。
8月 シンガーであるブリトニーをサポートするために2017年には一緒に来日したサムだったが、この時はベルギーでの公演へ。ブリトニーのためなら、どこへでも応援に駆けつける。
11月 2人にとって、水辺でのデートは鉄板のよう。ビーチでのキス写真をお披露目。
2019年 ブリトニーにキャリアの転機 & 初のレッドカーペット
1月 2018年に生死を彷徨う大病を患った父親ジェイミー・スピアーズをサポートし、家族との時間を優先するために、ブリトニーが無期限の活動休止を発表。
4月 ブリトニーが、メンタルヘルスをケアするための施設に1ヶ月間入所するという、心配なニュースが飛び込む。もちろん、ブリトニーへのサムの深い愛情はこの時期にも変わることなく、サムはブリトニーとのキス動画をインスタグラムに投稿して、変わらぬ愛を捧げた。
5月 母の日を迎えると、サムはブリトニーとの思い出写真を投稿して、「世界中で大変な仕事をこなしているすべての素敵な母親の皆さん、母の日おめでとう」と、母親としてのブリトニーに感謝を伝えた。ちなみに、サムがこの時に選んだブリトニーとの思い出写真は、一緒にお寿司を食べに行った時のもの。やっぱり、お寿司には2人の思い出が詰まっているよう。
そして、メンタルヘルスのケア施設での治療を終えたブリトニーが、無事に退所。ブリトニーは「この人が大好き」とシンプルな愛の言葉と共にサムとのツーショットをインスタグラムに投稿して、どんな時もサポートしてくれるサムへの愛を伝えた。
6月 近所でのサイクリングも、2人の定番デートの1つ。
もちろん、2019年も海デートは欠かせない。
7月 ついにレッドカーペットにカップルでデビュー! ロサンゼルスで行なわれた映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のプレミアに2人揃って出席して、初めて2人でレッドカーペットを歩いた。
9月 ブリトニーとサムが再び一緒にイベントへ。ロサンゼルスで開催されたデイタイム・ビューティー・アワードに揃って出席した。
12月 クリスマスを一緒にお祝いした2人。理由は分からないものの、サムはこの時にブリトニーから怒られたといい、ブリトニーはサムへの罰として、子供たちに“サンタさんの電話番号だよ”と言ってサムの番号を渡したそう。
2020年 コロナ禍でも仲良く感染予防してデート
1月 優雅に乗馬デートへと出かけたブリトニーとサム。
3月 サムが誕生日を迎え、26歳に。ブリトニーとの写真をインスタグラムに投稿して、彼女の笑顔こそが「最高のプレゼント」と、ボーイフレンドとして100点のコメントを残した。
6月 世界中で新型コロナウイルスが流行。2人は2020年も海デートを楽しんだが、もちろん、きちんとマスクを着けた上で。
8月 こちらもお気に入りのサイクリングデートも、マスクを着けて感染対策はバッチリ。
11月 12月2日のブリトニー39歳の誕生日を前に、少し早めのバースデー旅行へ。2人がバカンス先に選んだのは、コロナ禍で2020年10月からアメリカ国内の観光客に限り受け入れを再開した、ハワイだった。
2021年 ブリトニーの後見人の裁判に進展&婚約を発表
1月 ドクター・ドレーがプロデュースする2人のラップアルバムが出るよとサムがジョーク。
2月 米Huluでブリトニー未承認のドキュメンタリー『Framing Britney Spears(原題)』が配信され、国内外で大きな話題に。
『Framing Britney Spears』の反響
現地時間2月5日に米Huluで配信された『Framing Britney Spears』は、父親ジェイミーによる後見人問題や、ブリトニーが抱えてきたメンタルヘルスの問題にフォーカスしたドキュメンタリー。
ブリトニーは精神的な精神的に不安定な行動が見られた2008年から、父ジェイミーによる後見人制度のもとに置かれており、法的な決断は後見人の管理下に置かれている。
メディアやファンを含めた全世界でのブリトニーに対する過剰な熱狂がブリトニーを追いつめた、という点が軸になっているこのドキュメンタリーには、放送直後から大きな反響が寄せられ、ブリトニーを父親ジェイミーによる後見人制度から開放するよう求める「#Free Britney(ブリトニーを解放せよ)」のハッシュタグが改めてSNS上で広まったほか、自分たちがファンとしてブリトニーを追い詰めてしまったことを謝罪する「#WeAreSorryBritney(ブリトニーごめんなさい)」というハッシュタグも登場した。
ドキュメンタリーが放送されると、ファンだけでなく、セレブたちからもサポートの声が多く寄せられた。
ドキュメンタリーの放送を機に、ブリトニーの父親ジェイミーに対して世間から懐疑的な目が向けられるようになったなかで、サムはインスタグラムストーリーズでジェイミーを痛烈に批判した。
「みなさんに理解していただきたい重要なこととして、僕たちの関係をコントロールしようと試み、僕らの道に頻繁に障壁を設けてくるような人に対して僕は尊敬の念を一切抱いていないということです。僕の見解では、ジェイミーは完全なクソ野郎です。自分たちのプライバシーを尊重してきたので詳細を伝えることはしませんが、私がこの国に来たのは、自分の意見や自由を抑え込むためではありません」
4月 サムが、新型コロナウイルスのワクチンを打ったことをブリトニーとの写真でスタイリッシュに報告。
6月 ブリトニーが父ジェイミーを後見人から外してくれるよう求めている裁判で、ブリトニーが初めて自らの口で証言。
ブリトニーが後見人制度の終了を求めて裁判で証言
米現地時間6月23日にロサンゼルス郡上級裁判所で行なわれた審問にリモートで出席し、ブリトニーが初めて自らの口で証言。
父ジェイミーによる後見人制度の終了を求めて、自身がこれまでに置かれていたという壮絶な環境を告白。およそ24分にわたって行なった証言のなかで、「性的な人身売買」のようだという自身の置かれている環境の実情を伝え、自身の意志に反してIUDと呼ばれる子宮内避妊用具(避妊リング)の着用の継続を強要され、妊娠ができないようにされていたことも明かした。
「後見人制度のもとで、私は結婚や出産はできないと言われました。私は避妊リングを着けているので、今は妊娠することができません。もう1人出産するために、私は避妊リングを外すことを望んできました。ですが、いわゆるチームの人たちが、それを取り外すために医者に行かせてくれないのです。なぜなら、彼らは私にこれ以上子どもを産んでほしくないと思っているのです」。
ブリトニーの知人は当時、米E!に対してブリトニーとサムが置かれている現状について次のように語っている。「ブリトニーとサムは、外出禁止令を課せられたカップルのような生活をしています」。
サムはこの時、ブリトニーが証言するにあたって声明こそ発表しなかったものの、ブリトニーが証言を行なう数時間前にインスタグラムストーリーズを更新して、「Free Britney」の文字が書かれたTシャツを着た写真や、ブリトニーに例えたとみられる雌ライオンの写真を投稿して無言のエールを送った。
ブリトニーが勇気ある証言を終えると、リフレッシュのために、2人はハワイへとバカンスへ。「ブリトニーはハワイに戻ってきたことを嬉しく思っています。彼女のお気に入りの場所なのです」と情報筋は当時、米Peopleに語っている。「この1週間は、2人にとってものすごくストレスがかかった週でした。彼らは一緒に、穏やかな数日を過ごしたいと考えています」。
8月 どんな時も側で自分を支えてくれたサムへ、ブリトニーが感謝のメッセージ。「このキュートなおバカさんは、私の人生の辛い時期にずっと一緒にいてくれただけじゃなく、優秀なコックさんでもあるの! 『ワイルド・スピード』シリーズへ、あなたのとこの次のスターを見逃さないで!」とブリトニーらしい明るいメッセージをインスタグラムに綴って、ついでに恋人を映画『ワイルド・スピード』シリーズの次回作に推薦した。
9月 つねにお互いに支え合い、強い絆で結ばれた2人がついに婚約!ブリトニーは「信じられない」というコメントと共に、サムから贈られた4カラットのダイヤモンドがついた婚約指輪を着けている動画をインスタグラムに投稿して、サムからプロポーズを受けたことを報告。サムも同様に、ブリトニーが婚約指輪のついた左手薬指を突き立てている写真をアップして、ブリトニーとの婚約を公表した。
(フロントロウ編集部)