ブリトニー・スピアーズの恋人であるダンサーのサム・アスガリが、ブリトニーの父親で、彼女との後見人問題に揺れているジェイミー・スピアーズを痛烈に批判した。(フロントロウ編集部)

後見人制度をめぐり対立しているブリトニーと父ジェイミー

 2008年にブリトニー・スピアーズに精神的な精神的に不安定な行動が見られてから、彼女の後見人を務めている父親のジェイミー・スピアーズ。ジェイミーに大病が見つかった2019年からは、ケアマネージャーであるジョディ・モンゴメリーがブリトニーの後見人を務めているものの、彼女が後見人を務めるのは2021年2月までとなっている。

 このままいけば、間もなくジェイミーがブリトニーの後見人に復帰し、少なくとも2021年9月までは後見人制度が続くことが決定している。一方で、ブリトニーはジェイミーの復帰を望んでおらず、父親が後見人から外れない限り、今後パフォーマンスをしないという姿勢を示している。

画像: 後見人制度をめぐり対立しているブリトニーと父ジェイミー

 ブリトニーのファンの多くも、彼女がジェイミーのもとから解放されることを望んでおり、「#Free Britney(ブリトニーを開放せよ)」というスローガンを掲げた運動がSNSを中心に行なわれている。

 後見人制度が始まったきっかけには、ブリトニー精神的に不安定だったという背景があり、第一にはブリトニーを保護するという目的があった。しかしながら、この制度には当時から、父親がブリトニーをコントロールしようとしているのではないかと一部のファンから疑いの目が向けられてきており、「#Free Britney」の運動そのものは2009年からスタートしている。

 ブリトニーに近しい関係者たちは、再三にわたって後見人制度はブリトニー を“守る”ためだと擁護してきており、2019年には、父ジェイミーが、「#Free Britney」の発起人であるアンソニー・エリアを相手取り、自分たちにまつわる虚偽の情報をソーシャルメディアで拡散させたとして訴えを起こし、勝訴した。

恋人サム・アスガリが父ジェイミーを批判

 米現地時間2月5日には、後見人問題やブリトニーが抱えてきたメンタルヘルスの問題にフォーカスした新作ドキュメンタリー『Framing Britney Spears(原題)』が配信され、「#Free Britney」のムーブメントがさらに高まりを見せているなかで、今回、ブリトニーの恋人で、イラン出身のダンサーであるサム・アスガリがインスタグラムストーリーで恋人の父ジェイミーを名指しで批判。

 サムはインスタグラムストーリーに「みなさんに理解していただきたい重要なこととして、僕たちの関係をコントロールしようと試み、僕らの道に頻繁に障壁を設けてくるような人に対して僕は尊敬の念を一切抱いていないということです。僕の見解では、ジェイミーは完全なクソ野郎です。自分たちのプライバシーを尊重してきたので詳細を伝えることはしませんが、私がこの国に来たのは、自分の意見や自由を抑え込むためではありません」と、マイクを落とす絵文字を添えて綴り、ジェイミーについて「クソ野郎」という強い言葉を使って批判した。

画像1: 恋人サム・アスガリが父ジェイミーを批判

 先日、サムは米Peopleとのインタビューでブリトニーとの将来についてもコメントを寄せており、「恋人に対しては、ずっと幸せだけを望んできましたし、これからも彼女が夢を追うのをサポートし、彼女が望むふさわしい未来を創ることができるよう支えていきます。世界中のファンから彼女に寄せられている愛やサポートに感謝していますし、一緒にノーマルで素敵な将来を送ることを楽しみにしています」と語り、これからもブリトニーを支えていく姿勢を示していた。

画像2: 恋人サム・アスガリが父ジェイミーを批判

 現在の争点は、後見人制度そのものよりも、ブリトニーが父親の復帰を望んでいないなか、父親が復帰しようとしているところにある。

 2008年にジェイミーがブリトニーの後見人になった直後には、マネージャーのサム・ラトフィや恋人のアドナン・ガリブといった、精神的に不安定だったブリトニーを利用しようとした人たちに対して接近禁止命令を取得するなど、ジェイミーが盾となりブリトニーを守り、ブリトニーとは一枚岩のように見られたジェイミー。

 渦中にあるジェイミーは昨年12月、CNNとのインタビューで娘ブリトニーとは8月から連絡を取っていないことを明かして、「家族が特別なケアや保護が必要な時、私が過去12年以上行なってきたように、家族は前に出て頑張らなくてはいけない。ブリトニーを保護し、守り、無条件に愛し続けるために」と、後見人を続けていくのは何よりもブリトニーを思ってのことだと語っていた。(フロントロウ編集部)

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