トム・ヒドルストンがマイティ・ソーを演じる可能性があった?
2011年に公開された映画『マイティ・ソー』で主人公のマイティ・ソー役に抜擢され、以来、10年にわたってソーを演じ続けているクリス・ヘムズワース(38)。今やMCUのキャストたちのなかでもベテランと1人となり、ソーはクリスの俳優キャリアの代表的なキャラクターの1人となっているが、実は、現在はMCUで別のキャラクターを演じている俳優がソーを演じる可能性もあったという。
その人物とはなんと、今年6月からDisney+(ディズニープラス)で主演ドラマ『ロキ』も配信された、ソーの弟であるロキを演じているトム・ヒドルストン(40)。
クリスと同じく、2011年の『マイティ・ソー』でロキ役としてMCUにデビューし、現在までロキを演じ続けているトムだが、ロキではなく、ソー役に抜擢される可能性もあったという。
トム・・ヒドルストンがクリス・ヘムズワースのソー役を確信した瞬間
そんなトムが、自身ではなくクリスのほうがソー役に相応しいと確信したのは、「スタント用のジム」でトレーニングを行なっていた時だったそう。今回、米ディズニーのYouTubeチャンネルで公開された動画『Untold』に出演したトムはそのなかで、クリスのほうがいかにソーに相応しいかを痛感した出来事を振り返った。
「トレーニング中に、あるきっかけがあってね。(ホワイト)ボードがあったんだ。スタント用のジムで、ローイングマシンを1000メートル分、懸垂100回、腕立て伏せ100回、スクワット100回を時間内にやるというものだった」とトムは動画のなかで語っている。
「クリス・ヘムズワースが自分の成果をボードに書いてね。僕としては、『オーケー。自分もやってみよう』という感じだった」。
すべてを見事にこなしてみせたクリスを見て、トムもそんなクリスに感化されたと言うが、そう上手くはいかなかったよう。トムは笑いながら次のように明かしている。「僕は懸垂15回すらできなかったんだ。彼がソーにキャスティングされたのはそういう理由だよ」。
ソーを演じる上で不可欠な身体能力という面において、クリスから圧倒的な差を見せつけられたと振り返ったトム。ファンとしては、トムがソーを演じていたらどんなキャラクターになっていたのかも気になるところ。(フロントロウ編集部)