シンガーのジャスティン・ビーバーが、“心の健康”を保つための人生の「新たなモットー」を明かした。(フロントロウ編集部)

ジャスティン・ビーバーは「境界線」を大切にしている

 アーティストやアスリート、医療専門家などが集まってメンタルヘルスについて親密に話し合う米Audacy主催のイベント「I'm Listening LIVE」に参加したシンガーのジャスティン・ビーバーが、“心の健康”を保つための人生の「新たなモットー」を米ETを通じて公開した動画のなかで明かした。

画像: ジャスティン・ビーバーは「境界線」を大切にしている

 ジャスティンは、2022年2月からジャスティス・ワールド・ツアーを行なうことを発表しているが、長期にわたるツアー生活を健全に過ごすための“秘策”があるという。それは境界線を引くこと。

 「ツアーはたしかに過酷だ。今回のプロジェクトではちゃんと境界線を設定して、妻との時間を優先したり、仕事をしない時間を優先したり、オフの時間を確保したりすることができたけど、ツアーでもそれができていれば大丈夫だと思っている。生きていれば学ぶこともあるし、断る方法を学ぶこともある。『You live and learn(※)』って感じで、『ノー』と言う方法を学んでる。この前、『自分が“イエス”と言ったことに腹を立てず、とにかくやってみて、終わったら自分のなかの境界線を見直して、二度とやらないようにする』って言葉を聞いたんだけど、それを実践しようと思ってる」
※「何事も経験」という意味で使われる。

 2018年にモデルのヘイリー・ビーバーと結婚して以降は、彼女の支えもあって精神的に安定しているジャスティンだが、それ以前はかなり荒れた生活を送っていたことで知られる。そんなジャスティンは、かつて英NMEのインタビューで、「寂しさを覚えることはしょっちゅうさ。とくにツアーに出ている時はね。みんなにはキラキラした部分しか見えていないから、その裏側がどうなっているのかは知らないよね。この生活は君をめちゃくちゃにする可能性がある」と語っていた。

 2017年7月にワールドツアーの残りの日程をすべてキャンセルし、その後、約2年半の休養に入るなど、深刻なメンタルクライシスを経験しているだけに、来年のツアーは“境界線を設定して同じあやまちは繰り返さない”ことをモットーにすると語った。(フロントロウ編集部)

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