なんとかしたい生理痛をエクササイズで軽減
痛みの程度には個人差があるものの、生理を経験する人の8割近くが悩まされている生理痛。そんな生理痛を緩和するにはさまざまな方法があるけれど、海外のフィットネストレーナーがオススメするのが、生理痛にアプローチする動きを取り入れること。
教えてくれるのは、多くのファンを持つ人気フィットネストレーナーのケイティ・ダンロップ。フィットネスアプリやサプリメントブランドのプロデュースも手掛けるケイティは自身のインスタグラムで、悩みやシチュエーションに応じたさまざまなエクササイズを伝授している。
そんなケイティが、「生理痛がツラいとき、痛みを軽減したいならこのエクササイズをやってみて」と紹介したのが、自宅でできる3つのエクササイズ。このエクササイズには、生理痛を緩和させるために必要な「深い呼吸」と「筋肉の緊張やコリをほぐす」という2つの要素が取り入れられているのがポイント。
生理中は血行が滞って筋肉が凝り固まりやすく、呼吸も浅くなってしまいがちで、それによって生理痛がひどくなることが多いという。これを改善する動きを取り入れることで、痛みの軽減が期待できるそう。フィットネストレーナーが教える、生理中にぴったりのエクササイズをご紹介。
タック・クランチ
ぽっこりお腹を引き締める動きとして知られる「タック・クランチ」は、お腹周りの筋肉を収縮させる効果があるため、生理痛を緩和したいときにもってこい。
ステップ1:仰向きで寝た状態で膝を立て、腕は曲げて手を頭に添えておく。
ステップ2:曲げたままの膝を胸に引き寄せるように上げ、同時に顔を胸に引き寄せるように頭を浮かせる。そのままステップ1の姿勢に戻り、合計15回繰り返す。大きく息を吸ったり吐いたりしながら行なうのがポイント。
サイド・プルス
「サイド・プルス」は、片手と方膝を床につけて横を向いた状態で、横腹を曲げ伸ばしする動き。
ステップ1:右手と右膝を床につけて、反対側の腕と足を伸ばす。伸ばした手から伸ばした足までが斜め一直線になっていて、お腹周りの筋肉が伸びている感覚があれば準備完了。
ステップ2:伸ばしていた方の肘と膝をお腹の前で引き合わせ、お腹を丸める。そのまま元の体勢に戻し、これを15回繰り返す。反対側も同じように行なって。この動きでも、深い呼吸を意識することが大切。
ベリー・ロック
体育座りの姿勢でお腹を前後に動かすベリー・ロックも、生理痛を和らげてくれる動きのひとつ。
ステップ1:体育座りの姿勢になり、両手を膝に添える。
ステップ2:お腹を伸ばすように上体を軽く後ろに倒し、次に胸を膝に引き寄せるように軽く前に倒す。これを20回繰り返す。ほかの動きと同様に、ゆっくりと深く呼吸をすることをお忘れなく。
有名フィットネストレーナーが生理中にオススメだと明かすエクササイズ。ケイティいわく、呼吸しながらゆっくりと取り入れることで、憂鬱な気分もリフレッシュできるそう。ただし動けないほどツラい場合は無理をせず、自分の体と相談しながら取り入れてみて。(フロントロウ編集部)