ジェイムス・ブレイクの最新作にクレジットされたジャミーラ・ジャミル
ドラマ『グッド・プレイス』などで知られる俳優のジャミーラ・ジャミル(35)が、恋人でミュージシャンのジェイムス・ブレイク(33)がリリースした最新アルバム『フレンズ・ザット・ブレイク・ユア・ハート』に参加したにもかかわらず、本当にミュージシャンとして参加したのかと疑う声が寄せられたことに反論した。
ジャミーラは、ビヨンセやトラヴィス・スコットらとの仕事でも知られる、ミュージシャンで恋人のジェイムス・ブレイクが10月8日にリリースした通算5作目となる最新アルバム『フレンズ・ザット・ブレイク・ユア・ハート』に共作者として参加。シザがフィーチャリングで参加したシングル「Coming Back」など3曲にプロデューサーとしてクレジットされている。
プロデューサーとして恋人の作品をサポートしたジャミーラだったが、アルバムがリリースされると、クレジットはされているものの、実際には楽曲制作には参加していないのではないかとする、根拠のない疑問の声が多く寄せられたという。
ジャミーラは自身の参加を疑問視する声が寄せられたことを受けて、ツイッターを更新。「多くの女性たちが、私がボーイフレンドの作品に実際に参加したわけがなく、彼が優しいから私をクレジットしてくれたと断言している。私は8年もDJをしているし、それ以前には6年も音楽を勉強したの。あなたたちは、女性たちがなぜプロデューサー業を目指さないかという問題に関与しているよ」とツイートして、自分には音楽についての知識が十分にあり、自身への批判は“女性が楽曲をプロデュースできるわけがない”という偏見からくるものだと反論した。
A lot of mostly women insisting I couldn’t possibly have actually worked on my boyfriend’s music, and that he must have just credited me to be nice… I was a DJ for 8 years, and studied music for 6 years before that. You are part of the problem of why women don’t pursue producing
— Jameela Jamil � (@jameelajamil) October 9, 2021
ジャミーラ・ジャミルがクレジットを受け入れた理由
ジャミーラによれば、自身のこのツイートには多くの反響があったといい、サポートの声も多く寄せられたという。「この会話がこんな形で盛り上がって、多くのサポートを寄せてもらえるとは思わなかった」とジャミーラは続くツイートに綴って、「音楽シーンにおいて、多くの女性たちがそのスキルを自己否定させられているということを悲しく思いますし、皆さんに愛を送ります。私たちは少なくともお互いのためにより良い行動を起こさなればいけません」と、女性たちで一体となって、女性のプロデューサーの活躍がないがしろにされている現状を変えていく必要があると訴えた。
Didn’t expect this conversation to blow up the way it did, or to see so much support. Saddened to see how many women in music have faced so much gaslighting over their skill and input and sending you love. We have to AT LEAST do better for each other because these are BLEAK TIMES https://t.co/yC3d35ytYN
— Jameela Jamil � (@jameelajamil) October 9, 2021
ジャミーラはその後、インスタグラムへの投稿でジェイムスの作品にクレジットされた経緯について説明。彼女はジェイムスが2019年にリリースした前作『アシューム・フォーム』の楽曲にもクレジットされていたものの、今回のような批判が寄せられたとして、当初は今回のアルバムにクレジットされることを渋っていたそう。ジャミーラは自身に寄せられた批判について次のように振り返っている。
「私に寄せられた女性蔑視で面白かったもう一つの側面として、その人たちが大好きな曲については、私が参加したっていうことを信じてくれないのに、気に入らない曲があると突然、私がプロデュースした可能性もあり得て、全部が私の責任になるの。私1人がプロデュースしたんだろ! ってね(笑)」
「最終的に私が然るべきクレジットを受け入れたのは、プロデュースという領域において、楽曲制作を行なっている女性たちを可視化することが大切だと思ったのと、私をフォローしてくれているみんなに、自分自身の実績の所有権を握ってもらいたいから」とジャミールは続けている。
「今、世界のどこにいようとも、自分の仕事の手柄は自分のものにしてほしい」とした上で、「皆さんは皆さんのままでいてください。私は皆さんのそばにいます」と、女性たちにエールを送った。(フロントロウ編集部)