小学校で成績が上がったというデータも!良質な知育番組
『セサミストリート』では、アルファベットや数字といった学習に加え、日本で近年話題になっているSTEAM教育も2010年から早々と取り入れるなど、子供たちの可能性を広げる作品づくりを時代に合わせて展開している。アメリカ経済学会に発表された論文では、就学前に『セサミストリート』を見ていた子供は小学校でのパフォーマンスが向上したという研究結果が出たこともある。差別や人権など難しいテーマでも子供の目線に置きかえて分かりやすく伝えているのだが、どのカリキュラムも専門家を含めた深いリサーチをもとに作られているため、親や学校も安心して見せられる。
ダイバーシティとインクルージョンにおいて評価が高い
ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包括性)は、セサミワークショップの作品づくりにおける重要なテーマ。『セサミストリート』にも、多様な人種・性別・性的指向・宗教・身体的特徴をもつ人が登場し、それぞれ異なる家庭環境を持つ。子供たちが自分とは異なるアイデンティティを持つ人々の存在を知ること、さらに、自分と同じようなアイデンティティを持つ人々の存在を知ることは、優しさと自信に溢れた子供を育てるために不可欠。セサミワークショップの作品のような、現実社会の多様性を正しく反映する作品が持つインパクトについては、フロントロウ編集部のレプリゼンテーション特集でも詳しく解説している。
「楽しく学べる」教育番組を作っている
「世界中の子どもたちがかしこく、たくましく、やさしく育つよう支援する」というミッションを掲げているセサミワークショップでは、その理念を達成するために、“遊びながら学ぶ”というスタイルを取り入れている。米教育サイトteach.comではパペットを使った学習が子供の教育に有効であるという記事も掲載されており、エルモやクッキーモンスターやアビーといったカラフルで多様なキャラクターたちの存在が、子供たちが安心感と親近感を持って学ぶことに貢献している。楽しく遊んでいるうちに、前よりもっとかしこく、たくましく、やさしくなっている、というのがセサミワークショップのスタイル!
U-NEXTでセサミワークショップの作品の独占配信が始まるのは11月12日(金)12時より。U-NEXTでは同時に、「学べるU-NEXT」もローンチされ、「知育」「発見」「エンターテイメント」「親子で楽しめる」という4つの分類のもとキッズジャンルを拡大していくという。(フロントロウ編集部)