ポール・ウォーカーの娘、メドウ・ウォーカー
ポール・ウォーカーは、映画『ワイルド・スピード』シリーズや『イントゥ・ザ・ブルー』、『南極物語』などで知られる俳優。2013年、映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』の公開直前に発生した自動車事故により40歳という若さで他界し、世界中のファンに衝撃を与えた。
そんなポールには、現在24歳のメドウ・ウォーカーという1人娘がいる。メドウが2023年5月19日に全世界同時公開された『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』で俳優デビューを果たしたことを記念して、メドウのこれまでをまとめた。
ショービズ界とは無縁の世界で過ごした幼少期
メドウは1998年11月4日に生まれ、幼少期はハワイで母親と共にショービズ界とは無縁の世界で過ごした。
13歳になると、メドウはアメリカのカリフォルニアで父親と一緒に暮らすことに。
実は父親のポールと母親のレベッカ・ソテロスにとってメドウの妊娠は予期せぬものだったそう。レベッカが妊娠した当時、ポールはまだまだ遊びたい盛りだったようで、「僕は彼女の友達と寝たりしてたんだよ、まったく」と、死の直前に行なわれた米WENNとのインタビューで語っていた。
しかし、紆余曲折ののち13歳になったメドウを引き取ったポールは、米Entertainment Weeklyで「娘は今、フルタイムで僕と一緒に暮らしているけど、彼女は僕にとって最高のパートナーだ。とてもクレイジーだよ。こんなことは人生で初めてだ」と、娘を受け入れ円満に暮らしていることを明かしていた。
ところがポールとメドウの共同生活は、ポールの事故死という悲しい出来事で幕を閉じた。その後、彼女の親権を争う母親と父方の遺族の対立によりメドウはウォーカー家とは疎遠になってしまったと英The Sunが2019年に報道。ただ、当時関係者は「時が癒しになる」とも語っていた。
彼女は自身の幼少期について「私は子供の頃、かなり活発な子だった。私の家庭環境の中では、とくに父とはね、(メイクなどに)重きは置かれなかった。男の子の(ものとされる)遊びをしたり、泥んこになって転がったり、サッカーをしたり、とにかく夢中になっていた」と米Vogueのインタビューで語っている。また、父親がコレクションしていた巨大な水晶を今でも大切にしていると話していた。
モデル業界に進出、人気モデルとしての地位を確立
2017年になると、メドウはモデル業界の戸を叩いた。モデルになるまで彼女は父親のことを明かさず、自力でその一歩を歩み始めたという。
モデルを始めたころから、ジバンシイやプロエンザスクーラーといったハイブランドで活躍してきたメドウ。2021年も忙しくしており、徐々に人気モデルとしての地位を確立しつつある。
子供のころから、化粧やおしゃれよりも泥んこになりながらサッカーをすることを好んだ彼女は、今でもモデルの仕事をしているとき以外はすっぴんで過ごしており、スキンケアしかしない日が多いそう。化粧をする場合はオーガニックの製品を選ぶが、「個人的に、化粧をしない方が自信が持てる」と米Vogueで語っている。