夜のおやつでよい睡眠を目指すコツ
ここ最近日本でも注目を集めているのが、睡眠の質。睡眠の質は日々の生活習慣や運動不足、精神的な不調などさまざまな理由によって低下すると言われており、睡眠の質が低下すると、ターンオーバーが乱れて肌トラブルが引き起こりやすくなるなど美容に悪影響を及ぼすことも。それだけ重要な睡眠をサポートする製品はさまざまな種類が登場しているけれど、栄養士がオススメするのが夜のおやつ。
夕食を食べてから寝るまでの時間には小腹が空くことがあるけれど、そんな夜のおやつで質のよい睡眠に近づけることもできるという。どんなおやつを選ぶといいのか、よい眠りを目指すために取り入れたい3つの食品をご紹介。
かぼちゃの種
海外ではヘルシーなおやつとして大人気のスーパーフードであるかぼちゃの種は、寝る前のおやつにもぴったりなのだとか。
管理栄養士であり『The Superfood Swap(原題)』の著者でもあるドーン・ジャクソン・ブラットナー氏は、「かぼちゃの種には、よい眠りに欠かせないマグネシウムが豊富に含まれているから、理想的な夜のおやつだと思う」と米Well+Goodで明かした。そのほかにもアーモンドやカシューナッツ、ピーナッツにもマグネシウムが含まれているため、一緒に食べるのもオススメだそう。
ちなみにマグネシウムは、2012年にイランの国立シャヒード・ベヘシュティ大学で行なわれた研究にて、睡眠効率の改善などが期待できることが明らかになっている。
カッテージチーズ
カッテージチーズは、高タンパクであり、チーズの中では比較的低カロリーなため、ここ最近海外でダイエット食材として注目を集めているのだけれど、寝る前に食べることで睡眠もサポートしてくれるそう。
ブラットナー氏は、「健康的な睡眠に大きく関係するトリプトファンが豊富に含まれるカッテージチーズは、就寝前のおやつにもってこい」と説明。トリプトファンには、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンを増やす働きがあるため、睡眠の質の向上が期待できるという。
ピーナッツバターとバナナ
寝る前のおやつに甘いものを食べたいときには、ピーナッツバターとバナナのセットがぴったり。
管理栄養士のカリッサ・ギャロウェイ氏によると、ピーナッツバターに含まれる不飽和脂肪酸と、バナナに含まれるマグネシウムがよい睡眠へと近づけてくれるという。この組み合わせは満足感も高いため、夜間に空腹で目覚める心配も少なくなるという点でもオススメだそう。
【おまけ】寝る前には避けたい食品も
寝る前に食べることで睡眠をサポートしてくれる食品がある一方で、睡眠の質を低下させる恐れがある食品もあるよう。ブラットナー氏が避けるべきと話すのは、アイスクリームやクッキーなどの脂肪と砂糖が多い食品やアルコールなど。
アイスクリームやクッキーなどは消化するのに時間や負担がかかり、睡眠に入るのを妨害してしまうためNGだという。またアルコールは眠くなる作用はあるものの、睡眠サイクルが乱れて睡眠の質が低下する可能性が高いため、適量を守ることが大事だと明かした。
栄養士が教える、よい睡眠に近づける夜のおやつ。寝る前に何か食べたくなったときには、ぜひ参考にしてみて。(フロントロウ編集部)