運動するなら、その後の食事も重要
運動を頑張ったあと、その後の食事はどうしてる? 運動後の食事は控えた方が体が引き締まりそうに思えるけれど、じつは我慢はNGで、スポーツ栄養士のローレン・アントヌッチ氏は、「トレーニング後にもっともやってはいけないのが、何も食べないことです」と米Well+Goodで説明。必要な栄養素を補給するため、運動後こそ食べるべきだという。
とはいっても何を食べてもいいというわけではなく、食べるものによっては逆効果になることもあるそう。そこでアントヌッチ氏が、運動後に食べるのは避けるべき食品を紹介。運動後には避けたい、NG食品をチェック!
揚げ物やベーコン、ピザなどの脂っこい食品
揚げ物やベーコン、ピザなどの脂っこいメニューは、運動後に必要なタンパク質や炭水化物を多く含んでいるけれど、運動後に食べるのは禁物。その理由は、運動後に消化不良に陥りやすいから。
アントヌッチ氏は、「トレーニング後には腸への血流が少なくなるため、消化管の機能が通常より少し遅くなります。だから消化によいものを食べる必要があるんです」と説明。でもポテトやピザなどのメニューは脂肪の含有量が多いため、消化がスムーズに行なわれにくい。そのため便秘や下痢、お腹のハリなどが起こりやすくなるのだとか。脂っこいメニューを食べたくなった場合は、運動の翌日など一定時間空けるのがオススメだそう。
アルコール入りの飲料
運動後にはつい飲みたくなるのが、リフレッシュできるアルコール入りのお酒。お酒の中にもビールなど運動後に必要な炭水化物を含むものがあるけれど、運動後にはアルコールを含む飲料全般がNG。
その理由は、アルコールのせいで脱水症状になりやすいから。運動後は、ただでさえ汗をかいて水分が排出されているのに、その上アルコールによって水分が必要以上に失われる可能性があるのだという。アントヌッチ氏は、運動後だけはアルコール入りのものを避け、せめてノンアルコールのビールなどを選ぶようアドバイスした。
【おまけ】どんな食品を食べるのが正解?
運動後にはどんなものを食べればいいかというと、タンパク質や炭水化物が豊富な食材を、本来の素材に近い形で食べるのがベスト。そうすることで運動後に不足した栄養素を補給しながら、消化不良や脱水症状になるのも防げるという。
アントヌッチ氏は、アボカドトーストや卵焼き、ナッツを添えたヨーグルト、スモークサーモン、シンプルなパンケーキなどを取り入れるようオススメしている。
栄養士のアドバイスを参考に、運動をしたときにはその後に食べるものにも意識を向けてみて。(フロントロウ編集部)