アーノルド・シュワルツェネッガーのゼウス姿
映画『ターミネーター』シリーズで有名なアーノルド・シュワルツェネッガーが、ギリシャ神話の神ゼウスになった姿が話題になっている。
アーノルドは1月の終わりに、突如としてゼウスとなった姿のポスターをSNSに投稿。「2022年2月」に何かがあるということしか明らかにならず、ファンの間では様々な予想がされていた。
2月といえば、アメリカではナショナル・フットボール・リーグNFLの優勝決定戦であるスーパーボウルが開催されることから、それ関連のプロジェクトだと考える見方が強かった一方で、アーノルドの映画デビュー作といえば1970年の『SF超人ヘラクレス』。
ヘラクレスはゼウスの息子であることから、もしかしたら、今度は彼がゼウスを演じる何かしらの作品が制作されるのではないかという意見もあった。
そして当たっていたのは、前者の予想をした人々だったよう。
BMWによるティーザー映像公開
アーノルドをゼウスにしたのは、自動車メーカーのBMW。「電気で出来た何かが醸造されている」というタイトルでBMWが公開した動画では、最後に、今年のスーパーボウルが開催される2月13日という日付が表示される。
ティーザー映像では、ゼウスとなったアーノルドが体の周りで電気を発しながら、カフェでマキアートを受け取るというシュールな様子が。
店員がゼウスに驚き、「ギリシャ神話に出てくる雷の神みたいな感じ?」と口にすると、彼は「その通りだよ」とだけ言い、静かに去っていく。その姿を見た店員は、「…いいね」とつぶやく。
カフェの店員を演じているのが、『ストレンジャー・シングス』のキース役であるマシュー・カーダロプなのも、映像に良い味わいを出している。彼の背は高いほうだが、アーノルドと比べてあまりに高くなっているため、何かに乗っている可能性はあるが、マシューのインスタグラムには、「君が理由でアーノルドが小さく見える(笑)」というコメントも寄せられた。
映像から予想するに、スーパーボウルでのBMWのCMは、電気自動車に関するものだろうか。スーパーボウルは超高視聴率を誇るため、放送中のテレビCMでは、有名企業が予算を投じて制作した特別映像が流れる。今年のスーパーボウルを放送するNBCによると、2022年は30秒の広告枠が約7億1,000万円(650万ドル)で売れまくるという事態が発生したそうで、各企業が気合いを入れていることが分かる。
アーノルドとマシューのほかには、どんなセレブたちが視聴者を沸かせるだろうか。
追記(2月9日)
BMWからアーノルドが主演の特別映像が公開された。ゼウスの妻ヘーラーはサルマ・ハエックが演じた。
(フロントロウ編集部)