ベラ・ハディッドが路上生活者たちのために動く
姉のジジ・ハディッドと共に、ファッション界を牽引するトップモデルの1人として君臨するベラ・ハディッド。最近では、ウェルネスドリンクブランドのKin Euphorics(キン・ユーフォリックス)を友人と立ち上げ、大人向けのノンアルコールドリンクを販売するなど、実業家としての顔も持っている。
そんなベラが、夜中にスマホを使ってコートやジャケットなどの防寒着をネットショッピングで爆買いしたとインスタグラムで明かした。
ベラはファッショニスタとしても注目を集めているため、今の時期に必要なおしゃれなアウターを購入したかと思いきや、じつは今回爆買いしたアウターは、自分自身が着用するものではなく、なんとニューヨークの路上生活者にプレゼントするためだった。
現在、極寒のニューヨークには、多くの路上生活者がおり、日々寒さに耐え忍んでいる。これを見かねたベラは、自ら防寒着を購入するだけでなく、チャリティ団体に電話してコンタクトをとり、一緒にニューヨークの路上生活者たちに防寒着を配ることになった。
ベラは今回の活動について「数週間前、夜中に目が覚めた私は、スマホでジャケットやコートを大量に注文しました。前日の夜、私はとても寒い中を散歩していたのです。おそらく私の3倍は寒く、私のように暖かい場所に帰れるわけではない人が、ニューヨークだけで5万人、1万5千人の子供たちがいることを考えながら。私は自分のアパートの外を歩くだけで、無力感を感じることが多々あります。人生においてなぜ(厳しい)境遇に置かれる人がいるのか。着るものもなく、行くあてもなく、ニューヨークの冬の厳しさを味わう人は一人も存在するべきではありません。今この瞬間にもっとできることがあればいいのですが、とりあえず(チャリティ団体の)One Warm CoatとThe Bowery Missionに電話をかけて、一緒にコートと寄付の活動をしないかとお願いしました。この活動により、今後2週間で何千着ものコートがニューヨーカーの手に渡ることを期待しています」とインスタグラムで防寒着を配ることになった経緯を語った。
ベラは今回のように、自分が実際に見たものや体験したことに対して動くことが多く、過去にはモデルという職業柄、飛行機に乗ることが多く、CO2排出量が多くなってしまうことに罪悪感を抱き、1フライトにつき20本植樹して計600本の木を植えたことがあった。(フロントロウ編集部)