バービー人形を主人公にした実写版映画化『バービー(Barbie)』。グレタ・ガーウィグ監督、マーゴット・ロビー主演で作られる話題作について現時点で分かっている情報を総まとめ。(フロントロウ編集部)

マテル社のバービー人形が実写化! 約10年の構想が形に

画像: マテル社のバービー人形が実写化! 約10年の構想が形に

 映画『バービー(Barbie)』は、米玩具会社のマテルから発売されているバービー人形を主人公にした実写作品。

 もともとマテル社の映画部門では、10年以上前からバービー人形の実写映画化を計画していた。2014年にはソニーと契約して、主演にエイミー・シューマーやアン・ハサウェイの名前があがっていたが、スケジュールを理由にした俳優の離脱、クリエイティブ面を理由にした脚本家の離脱、さらには2016年のマテル社による実写映画『マックス・スティール』の大コケなど、多くの困難に見舞われて制作は難航。

 しかし2018年、マテル社は計画を一新。ワーナー・ブラザースと契約して、マーゴット・ロビー主演で実写化を進めることに決定。それからは大物キャストやクルーの参加が続々と決まり、2023年公開で制作が進められている。

バービー、ケン…キャストが続々と発表!

バービー役/マーゴット・ロビー

画像: バービー役/マーゴット・ロビー

 主人公バービーを演じるマーゴット・ロビーは、誰もが知る人形を演じることへのプレッシャーについて、「なかなか厄介だよね。懐かしさや思い入れもあるし…」と本音を吐露。マーゴットは自身の制作会社ラッキーチャップ・プロダクションを通して『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』や『プロミシング・ヤング・ウーマン』といった独創的な女性たちの物語を作り続けているが、本作でもプロデュースに関わっている。

ケン役/ライアン・ゴズリング

画像: ケン役/ライアン・ゴズリング

 ケン役のライアン・ゴズリングは、制作側がずっと“絶対この人”と思ってアプローチしていたドリームキャストのよう。ライアンは当初はスケジュールを理由に出演を断ったものの、制作に遅れが生じてライアンのスケジュールが空いたことと、制作側がオファーをし続けたことが功を奏して、配役が決まったと米Deadlineが報じた。

役名不明/アメリカ・フェレーラ

画像: 役名不明/アメリカ・フェレーラ

 2022年2月、ドラマ『アグリー・ベティ』などで知られるアメリカ・フェレーラの出演が決定。役の詳細は現時点では分かっていない。

役名不明/シム・リウ

画像: 役名不明/シム・リウ

 マーベル映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』でブレイクしたシム・リウのキャスティングが2022年2月に伝えられた。役名は記事執筆時点では不明。

役名不明/ケイト・マッキノン

画像: 役名不明/ケイト・マッキノン

 バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』で知られ、映画『ゴーストバスターズ』や『スキャンダル』など数々の作品に出演している俳優兼コメディエンヌのケイト・マッキノンのキャスティングが2022年2月に伝えられた。

「王道から外れた」作品になる、監督はグレタ・ガーウィグ

画像1: 「王道から外れた」作品になる、監督はグレタ・ガーウィグ
画像2: 「王道から外れた」作品になる、監督はグレタ・ガーウィグ

 プロデューサーとしても制作に関わるマーゴットは、「私たちはいわゆる“王道”から外れたものが好きなの。バービーという知的財産、名前、それらの情報からみんなは真っ先に『あぁ、マーゴットがバービーを演じるんだ』と思ったはず。その気持ちはわかる。でも私たちのゴールは、みんながどんなことを想像していようが、それとはまったく違う“何か”を提供すること。みんなが欲していることを自分でも気づいていなかった“何か”をね」と、本作は“バービーらしさ”を超越する映画になることを示唆。

 『バービー』の監督には、映画『レディ・バード』や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』など、女性が主役の物語を得意とし、フェミニズムに関して独自の視点や描き方を持ち合わせているグレタ・ガーウィグが抜擢されており、夫であり映画『マリッジ・ストーリー』のクリエイターとしても知られるノア・バームバックと共に脚本を担当する。
 

画像3: 「王道から外れた」作品になる、監督はグレタ・ガーウィグ

 マーゴットの「バービー(の映画)と聞くと、人々は『ああ、どんな映画になるのか予想がつく』っていうかもしれない。だけど、グレタ・ガ―ウィグが脚本と監督を担当するって聞いたら、『あれ、じゃあ思っているのとは違った作品になるかも…』って思ってくれるかも」という言葉からも、ガーウィグ監督の指揮のもと、実写版『バービー』は人々の予想を裏切る映画になることが伺える。

 実写版『バービー』の公開日は2023年予定。(フロントロウ編集部)

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