ここ最近セレブの間で人気を集めるデトックス法「パンチャカルマ」をご存知? まるで修行のような過酷さなのにセレブをトリコにする、「パンチャカルマ」をご紹介。(フロントロウ編集部)

海外で話題を呼ぶ「パンチャカルマ」とは?

 デトックスと聞くと、サウナやエクササイズで汗を流す方法や、ファスティングなどの食事法を想像する人が多いと思うけれど、ここ最近海外で話題をさらっているのが、1~3週間かけて行なう「パンチャカルマ」というデトックス療法。

画像1: 海外で話題を呼ぶ「パンチャカルマ」とは?

 「パンチャカルマ」とは、世界3大医学のひとつであるアーユルヴェーダで古くから提唱されている浄化療法で、かなり過酷な反面、体質改善やデトックスの高い効果が期待できるため、“究極のデトックス”とまで呼ばれている。

 そんな「パンチャカルマ」は、2季連続でNFLシーズンMVPに選出された超人気アメフト選手のアーロン・ロジャースが取り入れていると発言したことで急激に注目を集め、一躍トレンドのキーワードに。今年の2月には、Googleの検索数がなんと4,500%も増加した。

 アーロンのほかにもたくさんのセレブが「パンチャカルマ」に挑戦していて、ケイティ・ペリーやオーランド・ブルーム、グウィネス・パルトロウ、ビジー・フィリップス、コートニー・カーダシアンなど、これまで数多くのセレブが「パンチャカルマ」を実践した経験を明かしている。とくにコートニーは数年前から複数のインタビューでその魅力を語っていて、最近でも「最後までやり遂げるのは本当にツラいですが、それでもやる価値があると思っています」と米Bustleで発言した。

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5種類の療法で身体をデトックス

 「パンチャカルマ」の最大の特徴は、5種類に分類される解毒・浄化療法。グウィネス・パルトロウの「パンチャカルマ」を指導した経験を持つアーユルヴェーダ医師のアバンティ・クマール・シン医師は、「5つの療法の中からぞれぞれに合うものを取り入れて老廃物や毒素を取り除き、リセットすることを目標とするのがパンチャカルマです」と説明。

画像1: 5種類の療法で身体をデトックス

 その療法というのが、小腸からデトックスする下剤法「ヴィレッチャナ」、大腸からデトックスする浣腸法「ヴァスティ」、脳からデトックスする点鼻法「ナスヤ」、胃からデトックスする催吐法「ヴァマナ」、血からデトックスする瀉血法「ラクタモクシャナ」の5つ。その方法の内容を聞いただけでも修行のようなハードさは想像つくはず。

 とはいっても「パンチャカルマ」を始めてすぐにその過酷な療法を取り入れるのではなく、1~3週間のデトックス期間の中で、徐々に身体を慣れさせるために3つのフェーズに分けて行なわれる。

 心理療法士であり、アーユルヴェーダの認定施術者であるキャスリン・テンプルトン氏は、「パンチャカルマの準備段階である“プルバカルマ”、5つの療法の中で合うものを実践する“プラダンカルマ”、最終段階である“パシャートカルマ”のフェーズに分けて行ないます」と説明。それぞれのフェーズごとに、オイルマッサージなどのトリートメントや、食事ルールなども取り入れるという。

画像2: 5種類の療法で身体をデトックス

 そして3つのフェーズを通してパンチャカルマを達成することで、体質改善やデトックスなどさまざまな変化が期待できるそう。

 そんなパンチャカルマだけれど、独学でやろうとするのは絶対に禁物。テンプルトン氏は、「パンチャカルマは、人によって最適な方法や安全な方法が異なるので、必ず訓練を受けたアーユルヴェーダの施術者や、専門の医師の監修のもとで行なってください」と念を押した。

 セレブの間で人気のデトックス療法「パンチャカルマ」を受けられる専門の施設やクリニックは、わずかながら日本にも存在している。(フロントロウ編集部)

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