2人のポール・アトレイデス
時代を超えて愛されるフランク・ハーバートによる壮大なSF小説『デューン 砂の惑星』は、名匠たちによって映画化されてきた。1984年にデイヴィッド・リンチ監督が映画化した作品ではカイル・マクラクランが主演を務め、2021年のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督版でティモシー・シャラメが主人公のポール・アトレイデスを演じた。
84年版については、リンチ監督が完成作品に後悔していることを公言しているほどだが、2021年版は、先日開催された第94回アカデミー賞で10部門にノミネートされ、最多6部門に輝く評価を得た。
主演のティモシーはアカデミー賞授賞式で、共演者でチャニ役のゼンデイヤを含む様々な参加者と交流する様子が目撃された。そして、その後開催された米Vanity Fairによるアフターパーティーには、例年、授賞式以上に多くの業界関係者が参加するため、有名人たちのレアな交流姿が見られる。
そこでティモシーが、カイルと対面! “2人”のポールが遂にそろった。
カイルによると、ティモシーと会うのはこれが初めてではないそう。会場で2人は、劇中で見せる同じポーズを取って写真撮影にのぞんだ。
カイルは、2021年『DUNE/デューン 砂の惑星』の公開前に、「原作は豊かで、(各キャラクターたちの)関係性は興味深く、その解釈には様々な方法があるはず。だからドゥニがどうしたかを見るのが楽しみ」だと語っていた。
そんな彼なら、ティモシーら21年版のキャストたちの演技や最新技術を使った映像に心奪われたはず。現在『DUNE/デューン 砂の惑星』はパート2の制作が進められているが、カイルが新たなキャラクターとして出演し、ティモシーと画面上でも2ショットを見せてくれたりはしないだろうか。
(フロントロウ編集部)