末期の脳腫瘍を公表していたトム・パーカー
2021年に7年ぶりに再結成を果たしたボーイズグループ、ザ・ウォンテッドのメンバーであるトム・パーカーが英現地時間3月30日に亡くなった。33歳だった。
トムの訃報は彼の妻である俳優のケルシー・ハードウィックによって伝えられており、彼女はインスタグラムで次のように報告した。
「悲痛な気持ちと共に、トムが今日、家族全員が側で見守るなかで安らかに息を引き取ったことを報告いたします。胸が張り裂けそうな思いです。トムは私たちの世界の中心であり、人に伝わっていくような彼の笑顔や、そのエネルギッシュな存在感のない人生を、私たちは想像することができません。溢れるほどの愛とサポートに心より感謝しており、彼の美しい子供たちのためにトムの光が輝き続けられるよう、私たち全員で団結していけるようお願いします。彼の治療を通じてサポートしてくれたすべての方々に感謝しています。彼は最後の瞬間まで闘いました。私は永遠に、あなたのことを誇りに思うよ」
トムは、2020年10月に末期の脳腫瘍を患っていることを公表。その後、2021年1月に腫瘍が著しく縮小したことを明かして、11月には脳腫瘍をついに抑えることができたとファンに報告していた。
トム、マックス・ジョージ、シヴァ・ケインズウォラン、ジェイ・マクギネス、ネイサン・サイクスの5人からなるザ・ウォンテッドは、脳腫瘍を患ったトムの思いがきっかけとなり、2021年に再結成。11月19日には、2曲の新曲を含むベストアルバム『モスト・ウォンテッド:ザ・グレイテスト・ヒッツ』をリリースした。フロントロウ編集部は同作のリリースに際してザ・ウォンテッドにインタビューを行なったが、トムは大事を取って不在となっていた。(フロントロウ編集部)