ダヴ・キャメロンが「Boyfriend」に込めた想い
シンガーで俳優のダヴ・キャメロンが今年2月にリリースした最新シングル「Boyfriend」が、Spotifyで自身初の1億回再生を突破したり、米Billboardの全米シングルチャートで自身最高位となる42位にランクインしたり、全英シングルチャートではこちらも自身最高位となる9位にランクインしたりと、シンガーとしてキャリア最大のヒットになっている。
この曲について特に話題になっていることの1つが、バイセクシャルであることを公言しているダヴが歌う、女性同士の恋愛をテーマにした赤裸々な歌詞。
この曲はダヴが初めてクィアとしての恋愛について歌った楽曲で、ダヴは好きな女性に宛てて、「私なら彼よりも素敵なボーイフレンドになれるよ」「私なら、彼がやらなかったことだってできる/夜更かしして、夜通しずっと/あなたを彼から盗めたらって考えてしまう/私なら最高のジェントルマンになれるのに」と歌っている。
ダヴはこの楽曲を制作した背景について、「女性同士が話す時、彼女たちがいかに間違った扱われ方をしているかについてや、彼女たちの人生にいる男性たちから間違った扱われ方とまでは言わないまでも、相応しくない扱われ方をしているという話を耳にすると思います」と米Peopleに明かしている。
「そういう話を聞くと、最後にはいつも、『どうして女性たちを上手に扱うことが難しいのだろう?』と思ってしまいます。私はいつもそういうことを思っていて、『私に機会があれば、愛して、その人に相応しい愛をあげるだけでなく、その人を崇拝するのに』ってモヤモヤしてしまうんです。『毎朝起きたら、毎日がバレンタインデーにしてあげられるのに』って。私はそれくらいロマンチックなので」。
「Boyfriend」のミュージックビデオが公開
今回、そんなダヴの女性への想いが詰め込まれた「Boyfriend」のミュージックビデオが公開。SFチックな世界観で描かれたビデオは、ダヴが公衆電話のブースやオープンカーの中などで、女性と激しくキスを交わす様子などが描かれている。
ダヴはビデオの公開に際し、インスタグラムで制作に携わったクルーたちに対して「ゲイロマンスの未来的でSFで素敵なフェムの夢を叶えてくれてありがとう」と感謝を述べた。
公開された「Boyfriend」のミュージックビデオはこちら。
(フロントロウ編集部)